内容説明
念珠の持ち方、お仏壇のお飾りの仕方、お焼香の作法はもちろん「葬儀は必要?」、「お仏壇とお墓の後継者がいない!」など現代の悩みに熱血住職がズバリ答える。
目次
1 お仏壇のお飾り―仏さまを仰ぐ(我が家へ仏さまをお迎えしましょう!―安置する意味;お仏壇にもさまざまなタイプがあります―ご本尊は本山から ほか)
2 葬儀を行う―悲しみを超えて(なぜ葬儀を行うのか?―葬儀の意義;限りあるいのちが永遠のいのちに…―浄土往生 ほか)
3 お墓と納骨―亡き人を偲ぶ縁として(いつまでも家に置いておくのは…?―納骨とお墓参り;浄土真宗のお墓のポイントは?―お墓を建てる前に ほか)
4 法要・行事―仏縁を深めよう(法事はいつお勤めする?―法事の意味;法事に、自分の都合を優先させない―法事の日取り ほか)
5 礼儀と作法―お寺に親しむために(本堂に入ってまず行うことは?―参拝の心得;礼拝に念珠は欠かせません!―合掌の作法 ほか)
著者等紹介
末本弘然[スエモトコウネン]
1951年生まれ。大阪大学文学部卒。本願寺新報記者を経て、1983年大阪府池田市の浄土真宗本願寺派正福寺住職に就任。現在、月刊誌『御堂さん』編集委員。青少年の健全育成をめざすNPO菩提樹の理事長。仏教に基づく地域コミュニティー促進をめざす「ナムのひろば」主宰。NPO・JIPPO常任理事。元・龍谷大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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5 よういち
91
浄土真宗・本願寺派正福寺の住職の著による。今回の法要で、お寺さんが無料でくださった一冊。内容は浄土真宗の仏事全般について優しく解説した本。どらかというと理屈の部分より実際に何をすればいいのかが書かれているので重宝する。仏事の字引きとしても使えそうで、手元においておきたい。ただし、お金に関することは皆無といってよいほど書かれていない。気持ちなので、金額はないというのは理解するが、一番悩むのはこの部分だもんなぁ。できればメニュー表でも作ってもらいたいところだが...そこはネットに譲るとするか。2019/04/22
rana
6
今年はお寺の婦人会の役員をしていて、先日京都の本願寺にお参りする機会があり、購入。普段からの疑問に優しく答えてもらえる1冊。この先いろいろな行事を通して何度も読み返すことになりそう。簡単に作法を覚えられません。2015/09/18
しろくまZ
5
必要に迫られて読了。浄土真宗では位牌は無いんですね。知らなかった。2016/03/01
Kosuke Inokuchi
1
仏事に関わることが増えてきたこともあり、お寺さんから頂いた本で基本を勉強してみることに。真宗本願寺派のお坊さんが書かれており、難しい宗教観を分かりやすく紹介されている。法名や仏壇は、亡くなってから必要になるものではない、亡くなった方は直ぐに浄土に行くので、葬儀の際も仏壇にもいない、手を合わせるのは故人にではなく阿弥陀如来に対してであるなど、これまでの不確かな知識を覆す内容に、勉強不足を痛感するものだった。2019/01/19