小学館文庫<br> 愛について、なお語るべきこと〈上〉

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小学館文庫
愛について、なお語るべきこと〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062649
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

このろくでもない世界を生き抜く。

ふたつの小説が、交互に語られていく。
第一の小説は、近未来の世界で生き残ったふたりの十代の男女が主人公。少年の名前はオサム、少女は「ギギ」と少年から呼ばれている。彼女は言葉を話すことができない。ふたりは、食料確保のため冬の山のなかへ分け入っていく。
第二の小説は、旅先で消息を絶った息子・理を捜すためにタイの地を訪れた小説家・辻村に、一夜を共にしたウァンと呼ばれる現地の謎の美女、そして彼女の同居人の日本人カメラマンが絡む。
「彼女の本当の名前」を巡って二つの物語が共振する。

内容説明

近未来の世界で生き残った少年が生活をともにする、ギギと呼ばれる言葉を話せない少女。旅先で消息の途絶えた息子を探しにタイの地を踏んだ作家が出会った、ウァンと呼ばれる謎の美女。「彼女の本当の名前」を巡る、ふたつの物語。

著者等紹介

片山恭一[カタヤマキョウイチ]
1959年、愛媛県生まれ。86年、『気配』で文學界新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。