小学館文庫<br> 巨象再建―出向行員・遠藤龍介

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小学館文庫
巨象再建―出向行員・遠藤龍介

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  • サイズ 文庫判/ページ数 600p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062618
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本の公営カジノ第1号は3か月後、経営難に陥った。銀行マンの遠藤龍介はカジノの経営立て直しとアメリカの出資先企業との交渉を任される。黒字化の期限は4か月。赤字削減が進む中、大規模な犯罪が行われていた。

内容説明

日本初の公営カジノが誕生して半年。カジノは、中毒者の自殺をきっかけに経営難に陥っていた。立て直しに銀行マン・遠藤龍介が呼び出される。出資元でカジノのオペレーション担当のアメリカ企業は、四か月で黒字化しろと言ってきた。カジノを誘致した岸田知事、副知事の子息内山達哉、部下の長岡と改革を進める龍介。内山とは大学の同窓、かつて内山の妻亜津子を巡って争った仲で、亜津子もカジノ再建に関わっていた。脅迫状や密告、龍介を尾行する謎の「目」を気にしながら、徐々に黒字化に近づいていたのだが、裏で大規模な犯罪が…。二転三転の経済小説!

著者等紹介

長野慶太[ナガノケイタ]
1965年東京都出身。慶應義塾大学卒、米国ウォーデン大学院博士(経営学)卒。銀行勤務などを経て、ラスベガスで対米進出コンサルタントを起業。2011年、「女子行員・滝野」で三田文学新人賞。12年、第四回日経小説大賞を受賞し、『KAMIKAKUSHI 神隠し』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiyu

6
果たしてストーリーに国営カジノが必要かどうか悩む点がないわけではないが、カジノについて未知な部分が見られたようで、その点は印象的であった。同時に日本的な問題も少なからずあり、いざ進めるとなるとこういうこともあるのかもしれないと思いながら読み進めていった。2024/06/18

K.T

1
多分実家にあった本。600ページ弱の大分量。日本初のIR建設で地方再建に挑戦する田舎の県庁に派遣された現地採用の銀行員が主人公。著者はラスベガスにオフィスを構える元金融マンとの事で、かなりカジノのオペレーションとドロドロの金融業界の世界の記載がリアル。そのほとんどが色んなしがらみで上手く行かない状況にページを割かれているので、読んでて苦しくなって来る。自分なら出来るか?いや、無理だなぁ。カジノのイカサマを統計学の見地から見破るというのは面白かった。終盤ちょっと面白くなったけど、長過ぎですね。★★★☆☆2022/11/28

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