出版社内容情報
日本一の人情時代劇、第二部完結!
第一話 福の紙
六平太は上州から江戸見物にやってきた男三人組の名所案内をすることになった。そのうちの一人、和助が突然別行動をしたいと言い出す。江戸の紙漉かし屋に奉公していたころ、世話になった人に会いに行くと言うのだが…。
第二話 吾作提灯
御家人安藤庄助の次男、竹之助は十歳。深川堀川町にある私塾「錬成塾」に通っている。塾往復の護衛として雇われた六平太は、竹之助がまっすぐ家に帰らない日があることを知る。
第三話 恋娘
このところ、日本橋にある薬種問屋「九観堂」の娘、美緒から六平太に付添いの声がよくかかる。美緒が六平太の前で飲めない酒を飲んだり、付添いの際、出合茶屋の前をわざと通ったりするのに手を焼いていたのだが…。
第四話 おおつごもり
六平太の妹・佐和が浅草「ち組」の纏持ち、音吉と祝言を挙げることになった。同時に、七年続いた六平太と髪結い・おりきの仲に波風が立ち始める。
そして、六平太がかつて仕えていた信州十河藩加藤家は、存亡の危機を迎えていた。藩に粛正の嵐が吹き荒れ、六平太にも、負の刃が襲いかかる!
【編集担当からのおすすめ情報】
ドラマ時代劇の英雄
北大路欣也さん、高橋英樹さん、里見浩太朗さん、
松平健さん、村上弘明さん
こぞって絶賛!(コメント到着順)
書き下ろし時代小説界最後にして最強の新人!
最新刊第六弾のオビコメントは、中村梅雀さん。
内容説明
良家の娘は、総じて気前がいい。付添い屋で身を立てている浪人・秋月六平太にとって、上客のおひねりほどありがたいものはない。その中でも、木場の材木商「飛騨屋」のお内儀おかねと、その娘お登世は、別格のお得意様だ。しかし、お登世の友人・美緒の芝居見物に付添ったころから、様子がおかしくなった。美緒がお登世に、六平太とただならぬ関係があったかのように話したからだ。悩みの種はほかにもある。血の繋がらない妹・佐和は縁談に足踏みしているし、窮地に立つ元の主家・十河藩の行く末も気にかかるのだが…。日本一の王道時代劇、第二部完結編!
著者等紹介
金子成人[カネコナリト]
1949年長崎県生まれ。72年『おはよう』で脚本家デビュー。97年、第一六回向田邦子賞を受賞。『付添い屋・六平太』で小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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