小学館文庫<br> ミラノの太陽、シチリアの月

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小学館文庫
ミラノの太陽、シチリアの月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094062205
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

イタリアの驚嘆すべき人生の数々。全10話

2011年に『ジーノの家』(文藝春秋)で第五十九回日本エッセイスト・クラブ賞、第二十七回講談社エッセイ賞を同時受賞した著者の授賞第一作、待望の文庫化。
イタリアに30年以上生活し、旅行者ではなく生活者として見つめてきた著者が、風土、社会、人々、食を、精緻な筆で切り取った深く滋味のある随筆集。
いずれも著者が体験した事実をもとに巧みな筆致で1話ごとに驚くような結末が読者を待ち受ける。
カフェで知り合った大学教授から自宅を半分にするから買わないかと誘われる『ミラノで買った箱』。リグリア地方の田舎駅の駅員を襲った悲劇の事故と温情のドラマ『鉄道員オズワルド』。たまたま知り合った青年の結婚式に招かれて彼の郷里のシチリア島に渡ってみると想像もできなかった光景に遭遇する『シチリアの月と花嫁』。冬の海辺のホテルで出会った老いたロシア皇女が語った波乱の人生『ロシア皇女とバレエダンサー』ほか全10話。。


内容説明

「曇天続きのミラノにも晴れ間はあり、太陽に溢れるシチリアにも夜は訪れる」イタリアに生きる人々の「光と陰」を描いて感動を呼ぶ傑作随筆集。バールで知り合った大学教授から自宅を半分にするので買わないかと誘われる『ミラノで買った箱』。木訥な駅員を襲った悲劇と温情の物語『鉄道員オズワルド』。シチリア青年の結婚式で遭遇した幻想の光景『シチリアの月と花嫁』。冬の海辺のホテルでロシア皇女が語った波乱の人生『ロシア皇女とバレエダンサー』ほか。「講談社エッセイ賞」「日本エッセイスト・クラブ賞」同時受賞著者が描く全十話。

目次

ミラノで買った箱
ディアーナが守りたかったもの
鉄道員オズワルド
六階の足音
ロシア皇女とバレエダンサー
ブルーノが見た夢
鏡の中のナポリ
祝宴は田舎で
海の狼
シチリアの月と花嫁

著者等紹介

内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。2011年『ジーノの家イタリア10景』で「日本エッセイスト・クラブ賞」と「講談社エッセイ賞」を同時受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

356
著者について前知識なく読み始めたが、その魅力と世界にグイグイ取り込まれた。エッセイにもかかわらず、イタリアで暮らす人々を描いた短編小説集、と言われても違和感ない。彼女の鋭い洞察力、抜群の人たらし術(真似したい)、美しい文章に魅了される。お気に入りは『鉄道員オズワルド』。情景や登場人物の心情がどわ~っと押し寄せてきて、一気に呑み込まれてしまった。【出版社献本】2018/07/28

KAZOO

138
この作家の「モンテレッジオ」を読んでファンになってしまいました。これはエッセイでミラノに住んでいてそこから派生する筆者の生活などが語られています。エッセイとはいうものの短い物語のような感じでイタリアでの様々な人々が生活する様子が浮かび上がってきます。イタリアに住んでいる塩野さんや須賀敦子さんと並んで読んでみようという作家が増えました。2019/03/16

さと

96
濃い旅をした。異国でありながらどこか郷愁を誘うような空気に包まれる。「イタリアがイタリアであり続ける」ための掟。食や車や衣服に人を見る。明るく陽気な観光イメージを一枚はがしたら その下には 生活 があり憂いや陰が漂う。でもそこには自分の人生や運命を自ら尊び誇りとする姿があり、偽りのない愛や情熱がしっかりと根付いている。「鉄道員オズワルド」「海の狼」「シチリアの月と花嫁」が好きだ。2016/11/30

Lara

94
タイトルからして、何だか期待持たせる題名だ。とても面白く読ませて頂いた。小説なのか現実なのか判らず読み続けました。10作品どれも濃いドラマがあり、人が生き生きと自分の人生を生きていて、どれも濃い。美しいイタリアの景色が、目に浮かびます。2022/06/28

のぶ

68
観光的なものはほとんどなく、地域密着型のエッセイだった。エッセイと言うとやんわりした自分の想いなどを綴ったものをイメージするが、これはミラノの人たちとのふれあいを描いているものが多い。各章30数ページでまとめられているが、それぞれがプロットを基に書かれた短編小説のような感じを受けた。だから気軽なエッセイのつもりで読むとちょっと疲れるが、集中して読んでいくと、地域の人の行動や感情がとても丁寧に描写されていて、非常に読みごたえがある。イタリアの知らない一面を見られた一冊だった。2017/02/09

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