出版社内容情報
北海道で行方不明になった恋人を探し続ける小柴。釧網本線下車後、自分の車に見知らぬ女の死体が積まれ、容疑者となるが……。十津川警部が親友のために奔走し驚愕の真相が明らかに! 旅情ミステリー。
西村 京太郎[ニシムラキョウタロウ]
内容説明
小柴敬介は40歳独身の会社員。毎年2月に釧路へ旅行する。今年は、人気の『SL冬の湿原号』に乗り、写真撮影に勤しんだ。だが、借りたレンタカーから女性の死体が発見され、容疑者となる。7年前に恋人のゆみが釧路で行方不明になった時も、容疑をかけられた過去があった。小柴と同級生の十津川警部は、彼の写真を手がかりに捜査を始め、3Dカメラ開発が事件に絡んでいると情報を…。東京、北海道を結ぶ連続殺人に挑む十津川警部の推理行。話題のSLが走る釧網本線を舞台に描く長編旅情ミステリー。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年、『歪んだ朝』でオール讀物推理新人賞、65年に『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞し、推理界に不動の地位を築く。2001年「西村京太郎記念館」オープン。2004年日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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su☆ma
10
★3(図) ずっと昔の作品かと思ったら、北海道新幹線は出てくるし3Dプリンタも登場していて今年刊行された本だった。というわけで、今回何がビックリって十津川さんが40歳だったこと!!!!いやー、つい最近ドラマ見たところだったしね、西村京太郎作品は本当に上手く「脚色」されているんだなぁと実感したわけです。公人か私人か曖昧だったし、監禁されていた女性は結局語らず仕舞い。父親の庇護下でしらばっくれの社長。もやもや した終わりかただった。2017/09/25
たかひー
2
★★ なにか粗だらけというかツッコミどころ満載というかだし、十津川警部もキレが無いし、犯行の動機と態様も納得できないしで楽しめず。2018/05/10
リリパス
1
ストーリーが、少しずつですが、確実に進んで行くので、なかなか面白く読めました。ここ最近の西村作品は、期待はずれのものが多く、ガッカリさせられてばかりだったのですが、ひさびさのアタリかも・・・。2017/04/04