出版社内容情報
英国ミステリの女王が挑む霊脳スリラー!
流し込んだばかりのセメントに小さな5つの足跡を残し、息子が失踪してから4か月。母アナは毎日その足跡が消えないように磨きながら、息子の帰りを待ちわびている。日に日に思い詰め、やがて藁をもつかむ思いで霊能者にすがるようになるアナ。一方、もう一つの子どもの失踪事件を追っていた刑事マーヴェルは、万策尽きて霊能者に協力を頼むが成果は得られなかった。霊能者を疑う刑事と、霊能者にすがる母。それぞれの思いが交錯し、やがて意外な結末へと辿り着くーー。
デビュー作でいきなり英国推理作家協会(CWA)ゴールド・ダガー賞を受賞し、長編6作目にして本作ですでに3度目のノミネートを果たした英国ミステリの女王が挑んだ、オカルト・スリラー!
ベリンダ・バウアー[ベリンダ バウアー]
満園 真木[ミツゾノ マキ]
内容説明
ロンドン南東部の下町で、冬の朝、四歳の少年ダニエルは突然姿を消した。目撃者も身代金要求もないまま四カ月が過ぎ、心を病んだ母親アナは列車に飛びこもうとしたところを刑事マーヴェルに救われる。彼もまた一年前に消えた少女を捜していた。そんな折、アナは以前警察に協力した霊能者の交霊会に参加する。刑事は捜査の助けにもならず金だけもらった男の力を疑うが、その夜を境にアナはふしぎな声や光景を視るようになる。異常の兆候なのか、何らかのメッセージなのか。奇妙な接点で結ばれた失踪事件の行き着く先は―。CWAゴールド・ダガー賞最終候補作。
著者等紹介
バウアー,ベリンダ[バウアー,ベリンダ] [Bauer,Belinda]
英国および南アフリカ共和国育ち。現在は英国ウェールズ在住。ジャーナリストを経て、初脚本作品「The Locker Room」でカール・フォアマン/BAFTA賞を受賞。作家デビューを果たした『ブラックランズ』でCWAゴールド・ダガー賞を受賞
満園真木[ミツゾノマキ]
東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
巨峰
のぶ
しゃお
わたなべよしお
ほちょこ