小学館文庫<br> 戦後性風俗大系―わが女神たち

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小学館文庫
戦後性風俗大系―わが女神たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094060065
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0195

内容説明

戦後の風俗地帯に入り込んだ著者が洋娼・吉原の女・ストリッパー・トルコ嬢たち二七人との文字どおり“裸の付き合い”を描いた交友録である。最初は仕事としてだが、やがて風俗の世界の女性たちに「内側」の人間として認められ、普通なら許されるはずのない六万カットの写真も撮った!厳選された二一三枚はまさに貴重な戦後性風俗の資料である。五〇年以上、体験的レポートを世に送り続けた著者は、その間めぐり会った女性たちを女神と呼ぶ。本書はそうした女神たちへの鎮魂歌(レクイエム)である。

目次

「小町園」のメアリー
鉄拳のオキヨさん
吉原のサチコ
“東京一の名器嬢”ハルミ
横浜・本牧のミツコ
美人予言者の小女姫
伝説のジプシー・ローズ
“元皇族のご落胤”きぬ女史
愛のコリーダ阿部定
吉原終幕直前の明美〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

emi

4
とても読み応えがある。著者は、風俗ジャーナリストの先駆けのようですが、戦後立川の洋娼との出会いに始まり、赤線地帯の写真屋、風俗取材記者をして、自ら撮影し記事にしているので、その内容は圧巻。これだけの風俗に勤める女性達の写真があるとは貴重ではないかと思います。風俗を外側から取材すると言うよりも、常に傍らには風俗があり、男性であれども、経営者でもなく中の人に近い立場であった人の描く様にはリアリティを感じる。ただ電車などで読むには挿絵にエロティックな写真が多いので、家でひっそりと読む事をお薦めします。2013/07/06

wasabi

3
戦後史とともに振り返る風俗業界。いや、性風俗史とともに振り返る戦後か。著者が元カメラマンで膨大な写真を所持してるおかげか、文章と写真が一致してて嬉しい。2013/03/10

ひねもすのたり

3
前半部分に興味をもたれた方には「赤線跡を歩く」 木村聡著もおススメです。2010/12/17

うたまる

1
「法律で人の性欲を抑制するのは、もともと無理な注文だ。それを横道に逸らさないためにも、われわれの存在価値がある」……齢80の風俗ライターによる戦後風俗史総覧。鳥瞰してみれば、他産業と同様に風俗の変遷にも日本人の職人魂やサービス精神が寄与してきたことがよく分かる。入浴ショーから始まり、泡踊り、花ビラ回転、二輪車サービスと何でもアリの進化を遂げ、更にこの土壌はAV業界にも引き継がれた。しかし現今の乱脈ぶりには一抹の不安も覚える。我々は性の探究を素直に愉しんでいいのか、それとも性の暴走として自重するべきなのか。2019/02/13

はちゑ

1
戦後の経済成長と風俗の歴史を紹介した本。裏の裏まで語り尽くした興味深い内容でした。2018/10/31

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