出版社内容情報
山崎修利くんは生まれ育った福島を離れ、家族で沖縄へ移住した。そこには受験戦争に巻き込まれず、個性を伸ばす教育を受けさせたいという両親の思いがあった。だが、彼は中学進学後3か月で突然、不登校となり自宅にひきこもってしまう。2年後、ふとしたときに書きとめた詩が、小さなきっかけになる。書くことで自らを見つめ直していった……。その詩をたどり、心の足跡を追う。沈殿する「思い」のなかに、いまを生きる子どもたちの悲痛な声が聞こえないだろうか。●文庫書き下ろし
内容説明
山崎修利くんは生まれ育った福島を離れ、家族で沖縄へ移住した。この引越の裏には受験戦争に巻き込まれず、個性を伸ばす教育を受けさせたいという両親の思いがあった。だが、彼は中学入学後三か月で突然、不登校となり自宅にひきこもってしまう。家族以外の人間との接触をいっさい断ってしまったのだ。二年後、ふとしたときに書きとめた詩が、小さなきっかけになる。書くことで自らを見つめ直していった…。本書は、その詩をたどり、彼の心の足跡を追う。沈殿する「思い」のなかに、いまを生きる子どもたちの悲痛な声が聞こえないだろうか―。
目次
第1章 初めて書いた詩
第2章 「書く」ことが習慣に
第3章 癒されていく自分
第4章 かすかな光明
第5章 前を向いて
第6章 心のメッセージ
エピローグ 転校
著者等紹介
山崎修利[ヤマザキノブトシ]
1986年3月2日、福島県生まれ。一三歳で沖縄へ移住。しかし、転校後ひきこもりとなり、二年を経て、一五歳から詩を書き始める。現在は沖縄県の通信教育の高等学校に所属し、自宅で学びながら詩を書く毎日
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