内容説明
シニアワインエキスパートの岩田健太郎医師が医療ジャーナリストの岩永直子氏と7時間にわたり、医療情報の見方、食事、睡眠、未病を軸に対談。11冊の健康本をクリティーク(批評)したが対談は、いつも思いもよらぬ方向へ脱線。本書ではその脱線加減も忠実に再現…。12世紀イタリアで記された『サレルノ養生訓』はよいワインの選び方や健康法を論じた予防医学の書。わが国では、貝原益軒が『養生訓』で心身の養生を説いた。
目次
ダイアローグ(問答法)
第1部 医療情報の目利きになる(健康になりたい人とそれを騙す人―『健康を食い物にするメディアたちネット時代の医療情報との付き合い方』;統計に基づく正攻法の落とし穴―『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』 ほか)
第2部 食事で健康になる(次は、海外だ!「○○式」に学ぶ・究極のロジック―『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』;ならば、これで、どうだ!20万人の診療訓―『医者が教える食事術最強の教科書20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』 ほか)
第3部 睡眠で健康になる(よく寝る大人も育つ、睡眠医学の今を知る―『スタンフォード式最高の睡眠』)
第4部 病を防ぐ達人になる(一流にこだわる。川上から川下への流れ…―『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?MBA医師が教える本当に正しい予防と対策33』;「いにしえに学ぶ」の「いにしえ」は古いのか…?―『養生訓』)
著者等紹介
岩田健太郎[イワタケンタロウ]
97年島根医科大学医学部卒業。98年米国セントルークス・ルーズベルト病院内科レジデント、米国ベスイスラエル・メディカルセンター感染症フェロー等を経て、04年亀田総合病院感染症内科部長。08年神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授
岩永直子[イワナガナオコ]
98年東京大学文学部卒業。98年読売新聞入社、社会部、医療部記者を経て、15年「yomiDr.(ヨミドクター)」編集長。17年BuzzFeed Japan,News Editorとなり、さまざまな観点から医療記事を執筆、編集。読売新聞時代から健康格差、性の問題などに切り込み、現在もHPVワクチン問題や優生思想問題等を発信。16年度より東京大学非常勤講師(科学論文の表現技術)。厚生労働省「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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