出版社内容情報
顧客のあらゆる要望に応えて至れり尽くせりのサービスを提供するホテルのスーパー接客係「コンシェルジュ」。このコンシェルジュ的手法によって、顧客への奉仕に徹し、消費者の心を聞くことが、現在の不況を打破し、売上を伸ばす鍵となる。セブン-イレブン・ジャパンの鈴木会長、アサヒビールの池田弘一社長、アパマンショップネットワークの大村社長ら、業績を伸ばし続ける企業の経営トップに取材した不況に打ち勝つビジネスの秘訣。●文庫書き下ろし
内容説明
不況といわれる現在でも、好調を維持し、発展をつづけている企業群がある。売り上げ続伸のセブン‐イレブン、次々にヒット商品を生み出すアサヒビール、品川プリンスホテルや軽井沢・プリンスショッピングプラザの集客力、不動産賃貸仲介の業界一に昇りつめたアパマンショップネットワークの飛躍的成長など。そこに共通するのは、徹底した顧客第一主義を貫く「コンシェルジュ」的発想である。各企業の経営トップ等に取材した勝ち組の方程式。一流ホテルのゲストサービスの発想で業績を伸ばす「コンシェルジュ経営」のあり方を探る。
目次
1 わがままで飽きやすい顧客をつかむ―イトーヨーカドーグループ代表鈴木敏文の哲学
2 徹底した「うまさ」と品質追求―アサヒビール会長福地茂雄・社長池田弘一の信条
3 「今までにない」を演出する―西武鉄道会長堤義明の視点
4 人に頼られる経営―アパマンショップネットワーク社長大村浩次の信念
5 顧客第一主義の実践―高島屋会長増倉一郎の兵法/伊藤園前会長本庄正則の教訓
著者等紹介
渡辺美喜男[ワタナベミキオ]
1953年、宮城県生まれ。日本大学経済学部卒業後、出版社に勤務。その後フリーとなり、月刊『現代』等で執筆。2000年、株式会社タイムライフ出版社設立。翌2001年4月、ビジネス誌・月刊『リベラル・タイム』を創刊。現在、同誌編集長
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