小学館文庫
東京元気工場

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  • サイズ 文庫判/ページ数 219p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094055221
  • NDC分類 509.213
  • Cコード C0195

出版社内容情報

これが日本のモノづくり! 自ら発信する新型元気工場!

 日本の製造業は空洞化したと言われて久しい。多くの生産現場が中国などへ流れ、中小製造業者は価格競争の波に呑み込まれて苦境に立たされている。だが、そんな荒波にビクともしない、元気印の町工場が東京に存在する。大企業から言われるままに仕事をこなす旧来型の町工場ではなく、経験と知恵を駆使して、自ら発信し、マーケットを生み出そうとする7社の町工場。その各経営者が、モノづくりのわざと哲学を語る。これが日本のモノづくりの底力だ!●文庫書き下ろし

内容説明

日本の製造業は空洞化したと言われて久しい。多くの生産現場が人件費の安い中国などへ流れ、中小製造業者は価格競争の波に呑み込まれて苦境に立たされている。さらに追い打ちをかける、金融機関の貸し渋りに貸し剥がし…。だが、そんな荒波にビクともしない、元気印の町工場が東京に存在した。大企業から言われるままに仕事をこなす旧来型の工場ではなく、経験と知恵を駆使して、自ら発信していく七社の町工場。その各経営者が、モノづくりの技と哲学を語る。「受信型工場」から「発信型工場」へ。不況を打破するヒントがここにある。

目次

第1章 俺の考えって売れるんだ!―偶然から生まれた「発信型工場」(株式会社新興セルビック代表取締役 竹内宏)
第2章 モノづくりとは人生を投資することだ―金属との語らいからできた「指を切らないプルトップ缶」(有限会社谷啓製作所会長 谷内啓二)
第3章 ないモノはつくればいい―異材質同士をくっつける技術で“脱・常識”モノづくり(大成プラス株式会社代表取締役 成富正徳)
第4章 一つの技術でビジネスが無限に広がる―独自の半導体チップによる省配線システム発明で一気に開花(株式会社アイオイ・システム代表取締役 多田潔)
第5章 他社がやらないことをしよう―産学協同と祖業の重視オンリーワンで世界に発信(日進精機株式会社副会長 加藤忠郎)
第6章 できる、やれば絶対できる―「技術」から「技能」を生み出し、超精密エンジン部品を製造(タマチ工業株式会社代表取締役 太田邦博)
第7章 人間をもっとよく知りたい―バーチャルとアクチュアルの融合を目指す、技術にとらわれない新型町工場(株式会社メタ・コーポレーション・ジャパン代表取締役 高沖英二)

著者等紹介

竹内宏[タケウチヒロシ]
1946年神奈川県生まれ。一四歳のときから父親の金型工場を手伝い、1987年に金型製作を中心とする町工場、(株)新興セルビックを設立。発明家でもあり、一二〇以上もの特許を取得している。独自性のある製品を開発し、自ら市場を作り出す「発信型工場」の必要性を説き、実践。また、技術集団「アイデア工房」を主宰し、NPO「ものづくり品川宿」の副理事長を務めるなど、“異能種”との交流も積極的に行っている
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