出版社内容情報
完全密着した記者が見た“ボーイズ”の素顔
「見かけや表面的なイメージを超えて、彼らの考えや抱えている不満、周りの世界に対して彼らが持っていた、実は深い見識を知った。僕にとって彼ら4人はリアルな、等身大の人間だった」―全世界を熱狂の渦に巻き込んだ64―65年全米ツアーに唯一同行した米国人ジャーナリストが、宿泊先のホテルで、移動中の機内でビートルズ自身が語る言葉を中心にして綴った渾身の話題作。巨大な足跡を残した4人の若者の日々を余すことなく伝えてくれている。
マジカル・ヒストリー・ツアー
内容説明
世界進出の第一歩として音楽史上初の全米ツアーを行なったビートルズ。激しくたかれるカメラのフラッシュ。どこの町でも待ち受ける若者たちの熱い絶叫。突進する群衆。警官とのもみ合い。ステージを襲うジェリービーンズのミサイル。コンサート後の脱出劇。女の子たちのゲリラ的肉弾攻撃。歓声、悲鳴、人の渦。“ボーイズ”の行く先行はどこも熱狂の坩堝。アメリカは沸きに沸いた。64年、そして翌65年のビートルズ全米ツアーにアメリカ人記者として唯一完全密着取材を許された著者が、今、四〇年の沈黙を破って、ツアーの全貌、四人の素顔を明かす。
目次
第1部 1964年(ビートルズがやって来た!;ベッドルームに侵入者あり;72時間の狂騒劇 ほか)
第2部 素顔のボーイズ(飛行機の中の地味な生活;ママたちの誘惑とキャンディ・キッス;素顔の彼らってどんな? ほか)
第3部 1965年(ヘルプ!―バハマの海に青ざめて;イェイ、イェイ、イェイ!シェイ・スタジアムが揺れた夜;マグカップに北国の熱い思いを ほか)
著者等紹介
ケイン,ラリー[ケイン,ラリー][Kane,Larry]
1943年アメリカ生まれ。二一歳の時、マイアミのラジオ局勤務時代にビートルズのアメリカツアーに同行。その後、フィラデルフィアで第一線のテレビキャスターとして活躍
室矢憲治[ムロヤケンジ]
ビートルズ、ディラン、ザ・バンドなどを六〇~七〇年代アメリカでリアルタイムに体験。TV、ラジオ、雑誌などで若者文化を紹介してきたハイパー・パーソナリティ。著訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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