出版社内容情報
わしはなぜ命をかけて「ゴーマニスト」になったか!
ゴーマニストかく戦えり! 本書では新規参入の「新・ゴー宣」読者のために描き下ろした「ゴーマニズム戦記」を収録。小林よしのりが「ゴーマニスト」になっていく衝撃の軌跡と内幕が初めて描かれる。他に、「南京事件」「『戦争論』批判に応える」「朝日新聞の危険」「携帯電話の友情ごっこ」など、戦後民主主義の虚妄と「個」と「公」の問題に鋭く迫る! 「語るゴーマニズム宣言」でも、よしりんワールド満開!
内容説明
ゴーマニスト、かく戦えり!本書では新規参入の「新・ゴー宣」読者のために描き下ろした「ゴーマニズム戦記」を収録。小林よしのりはなぜタブーをぶち壊す「ゴーマニスト」になったのか。今に通じるサヨク、オウムとの死闘など、衝撃の奇跡と内幕が初めて描かれる。
目次
ゴーマニズム戦記―新読者のために
朝ナマ史上初!大東亜戦争肯定派の勝ち
「南京事件」と「ホロコースト」は全く違う
小室かつんくのようにプロデュース
ピュアな携帯関係に期待はしない
『戦争論』批判に応えて・情報と人格
彼らは戦後民主主義を宗教として老いる
世界にかます予兆
今一度『ゴー宣』とは?わしとは?
前田vsカレリン―神話・伝説・英雄
差別や同情を超えた慈悲の力は革命
ヒット・メーカーと大衆の関係
語るゴーマニズム宣言
裏付けなしの噂に依拠する朝日新聞の危険
戦場の悲惨でなく戦争を語れ
『国家と戦争』から公と私について
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
75
その頃に著者の代表作の1つである戦争論が出てきて、歴史観の議論が沸騰してきたんだなと知った。その後自称保守が沸いてきたのは残念。2016/03/19
白義
2
比較的退屈だった六巻と打って変わってこの七巻は地の強みがなかなか出ている。新しい読者に向けてゴー宣の歴史を新ゴー宣の立場から振り返っているしやめた元秘書のその後もわかる。まさか小説を書いていたとは。論争部分は相変わらずだがそれ以外では、思想や生まれが違っても尊敬できるやつはできる、対立してても福田和也はヒステリックにならないのがいい、と公平だし情報戦ムード一色のこの時期としては読みやすい2011/10/28
Tetchy
1
今回の『新ゴー宣』は結構難しかったッス。『戦争論』出版を軸にした世評との戦いがメインで、内容もそれに追随するように戦争色が強い。そして「個」と「公」、「私」と「公」の定義について大江健三郎含めた作家や知識人たちとの論争が繰り広げられる。この「私」と「公」の部分が非常に苦しかった。読解力が衰えたのか、なかなか頭に入りにくい。知識人や新聞記者、週刊誌記者たちの余りに独断的な意見や解釈に惑わされたのもあるんだけれどね。なんせ情報量多いんだ、この本は!2009/08/07