出版社内容情報
外国人参政権問題に日本人の「国家意識の喪失」を見た。
ニ〇〇〇年秋の国会でにわかに浮上した「永住外国人への参政権付与」問題。選挙権とは国家の根幹をなす重大事だが、なぜ今、永住外国人に参政権を与えようとする動きが活発化してきたのか。在日外国人の中にさえ、賛否両論が渦巻くこの問題は政争の具とされているのではないか。また世界にも例を見ないこの論争の背景に、「日本人の国家観の喪失」が横たわっているのではないか。日本を代表する論客が問題の本質を看破する。
内容説明
2000年秋の国会でにわかに浮上した「永住外国人への参政権付与」問題。選挙権とは国家の根幹をなす重大事だが、なぜ今、永住外国人に参政権を与えようとする動きが活発化してきたのか。在日外国人の中にさえ、賛否両論が渦巻くこの問題は政争の具とされているのではないか。また世界にも例を見ないこの論争の背景に、「日本人の国家観の喪失」が横たわっているのではないか。日本を代表する論客が問題の本質を看破する。
目次
第1部 永住外国人参政権問題は「国家」を見失った日本人への警鐘のひとつにすぎない(永住外国人地方参政権法案は廃案にすべし;同情論と曖昧な国家観 ほか)
第2部 外国人参政権付与問題の経緯(在日韓国・朝鮮人の歴史;特別永住で活発化する民団の活動 ほか)
第3部 有識者八人の論文(国家や国民を真剣に考えて;“時流”におもねり座標軸失う ほか)
巻末対談 日本国の液状化を放置してはならない
付録(平成七年二月二八日最高裁判決の判決理由;「永住外国人地方参政権付与法案」の全文)