小学館文庫<br> 斬に処す―甲州遊侠伝

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小学館文庫
斬に処す―甲州遊侠伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094048513
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

本書が「昭和元禄などと言われて久しい」時期に執筆された点において重要な意味を持つ。それは概ね、戦後日本の高度経済成長が頂点を極める一方で、社会の抱える様々な矛盾が露呈した時期に当たっている。その繁栄に与して甘い汁を貪った者と、その繁栄から取り残された者たちが、確実にいたはずである。そして作者の視点が、社会の底辺で時代の転換期に巻き込まれた民衆の視点から維新を眺めようとすることにあった。その過程で浮かび上って来たのが「清水の次郎長は海道一の大親分で、敵対する勝蔵は極悪邪道の悪党」―という図式に対する疑問であった。清水の次長郎は汚ねえ!黒駒の勝蔵の真実の姿は―。

出版社内容情報

極悪非道の代表として語られてきた黒駒の勝蔵の真実の姿は?

 本書が「昭和元禄などと言われて久しい」時期に執筆された点において重要な意味を持つ。それは概ね、戦後日本の高度経済成長が頂点を極める一方で、社会の抱える様々な矛盾が露呈した時期に当たっている。その繁栄に与して甘い汁を貪った者と、その繁栄から取り残された者たちが、確実にいたはずである。そして作者の視点が、社会の底辺で時代の転換期に巻き込まれた民衆の視点から維新を眺めようとすることにあった。 その過程で浮かび上がって来たのが「清水の次郎長は海道一の大親分で、敵対する勝蔵は極悪邪道の悪党」──という図式に対する疑問であった。縄田一男(『解説』より)