小学館文庫
靖国神社をどう考えるか?―公式参拝の是非をめぐって

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  • サイズ 文庫判/ページ数 220p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094046229
  • NDC分類 175.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

靖国神社の基礎知識と白熱の是非論。

 靖国神社──宗教観念にあまり固執しない日本人にとって異常なほどに是非論が湧き起こる神社である。首相公式参拝は国内外から様々な意見が飛び交う。靖国神社は日本人にとってタブーなのか? それとも、より密接なものにしていくべきものなのか? 四人の識者を迎え、それぞれの立場から是非論をぶつけ合う。あなたはどう判断するだろうか? 付録に「靖国神社Q&A」及び「基礎データ」。本書を持って一度、靖国神社へ行ってみよう!●文庫書き下ろし

内容説明

明治二年に「東京招魂社」として創建され、以後、事変・戦争で日本国のために命を捧げた人たちの霊を祭ってきた靖国神社。その御祭神の数は二四六万を超えるという。毎年、終戦記念日が近づくと、首相の公式参拝の是非が論じられるが、靖国神社の実像は意外に知られていない。どのように運営されているのか?どんな行事が開かれているのか?そこに祭られる基準は何か?本書では、そんな靖国神社にまつわる素朴な疑問に答えた上で、四人の識者に公式参拝の是非をそれぞれの立場から論じてもらい、その問題点はどこにあるのかを明らかにしていく。

目次

靖国神社はどういう神社?―靖国神社Q&A
靖国神社への思い―一心に祈る日本人
靖国神社はアジア侵略のための戦死をたたえる宗教施設
近代国民国家「日本」の意味から考え直してみよう
遺族の素朴な宗教心を戦争讃美に転化する「靖国参拝」
付録 靖国神社へ行ってみよう

著者等紹介

加地伸行[カジノブユキ]
大阪大学名誉教授

新田均[ニッタヒトシ]
皇学館大学助教授

三浦永光[ミウラナガミツ]
津田塾大学教授

尾畑文正[オバタブンショウ]
同朋大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

102
おりにふれ季節がくると、いまだに問題視される靖国参拝問題。いい加減、蹴りつけてほしいと感じるのは自分だけであろうか?確かに海外から問題視されるのは、内政干渉といえるだろう。しかし、はっきりとしない日本の態度が問題なのではないだろうか。政治家が参拝する是非について賛否両論が存在するが、ぶっちゃけ水掛け論で正解はないと思う。ただ現在は神社ですが、そもそも靖国神社は、基を辿れば国が造った公社で、正式には神社ではなく、戦没者ならびに国に殉じた人たちを顕彰する目的であっただったということは忘れてはいけないと思う。2016/01/12

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