出版社内容情報
東京の下町で主婦、幼児6人を殺傷した元すし職人の狂気。
通り魔殺人の狂気はなぜ繰り返されるのか。理解を越える不気味さを感じさせる、無差別殺人。本書はその原点ともいうべき事件の裁判取材を通じて、犯人の精神構造の核心に迫った作品である。一九八一年、元すし職人の男が東京の下町・深川で通りすがりの主婦、幼児らを包丁で殺傷。主婦一人を人質に、近くの中華料理店に約7時間にわたって立てこもった。「電波が、テープが」と本人はいい、幻聴につき動かされての犯行だった。裁判の精神鑑定は心神耗弱を認め、判決は無期懲役。「隣の殺人者」の恐怖を緻密に分析した、シリーズ第2弾。解説・小田晋
内容説明
通り魔殺人の狂気はなぜ繰り返されるのか。理解を越える不気味さを感じさせる、無差別殺人。本書はその原点ともいうべき事件の裁判取材を通じて、犯人の精神構造の核心に迫った作品である。1981年、元すし職人の男が東京の下町・深川で通りすがりの主婦、幼児らを包丁で殺傷。主婦一人を人質に、近くの中華料理店に約7時間にわたって立てこもった。「電波が、テープが」と本人はいい、幻聴につき動かされての犯行だった。裁判の精神鑑定は心神耗弱を認め、判決は無期懲役。「隣りの殺人者」の恐怖を緻密に分析した、シリーズ第2弾。