小学館文庫<br> 遠野女大名―史実!四百年前の近代経営

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小学館文庫
遠野女大名―史実!四百年前の近代経営

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094035513
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夫の夭折で女領主となった寧寧の一代記。

江戸時代初期、全国でも珍しい女大名として三十余年間奮闘した南部寧寧の生涯。寧寧の夫、二十代八戸根城領主佐近直政は、越後高田での勤めを終えて帰国した矢先、何者かに暗殺される。同時に、嫡子久松も毒殺と思われる死に方でみまかる。背後には、豊穣な八戸を手に入れようと企む宗家の利直の影がちらつく。悲しみに浸る間もなく家督を相続した寧寧は、利直の無理難題を、祖父譲りの優れた資質で乗り越えていく。解説・三好京三。

内容説明

江戸時代初期、全国でも珍しい女大名として三十余年間奮闘した南部寧寧の生涯。寧寧の夫、二十代八戸根城領主佐近直政は、越後高田での勤めを終えて帰国した矢先、何者かに暗殺される。時を同じくして、嫡子久松も毒殺と思われる死に方でみまかる。背後には、豊饒な八戸を手に入れようと企む宗家の利直の影がちらついていた。悲しみに浸る間もなく家督を相続した寧寧は、その後も続く利直からの無理難題を、祖父譲りの優れた資質で次々と乗り越えていく。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

43
(再読)中島京子「かたづの!」を読んで、同じ南部ねねの話として、改めて読み比べてみたくて再読。「かたづの!」からファンタジー部分を除いてみても、直政が死んだのは越後ではなく、八戸に戻ってからだったり、史実として書かれていることでも多少の違いが。しかし、ここで事実がどうだったのか、解き詰めても仕方がないこと。「かたづの!」では「片角様」が、ねねの危機を救ったのに対し、本作では、くの一集団が暗躍する。小説として見れば、直木賞作家の中島京子の方が断然面白いが、映画化するなら、本作の方がいいかもしれない。2014/11/15

Totchang

11
同じ人物を描いた中島京子の作品を里中満智子がコミックにしているのですね。物語は八戸から始まりますが、当時は南部藩だったのですね。ついでに調べると津軽藩は南部藩から独立し、明治になって弘前県から青森県になったとのこと。さて遠野物語くらいしかしらない遠野。調べると金山跡がたくさん出てきました。物語には女忍を登場させて情報を得る形にしていますが、実際に判断し指示する殿様寧寧が大変だっのだろうなと感じました。南部地域の良い勉強になりました。2020/11/26

a43

10
去年から読んでました。だらだら読みすぎた´д` ;でも面白かった!八戸のくノ一がいい仕事するしetc。解説員先輩方の間で、東北で大河ドラマにするならこれ!ということで。(『かたづの!』より先に読んでみた。)南部寧寧さまという女大名がいたそうです。ちょっとの間だからか、大まかな系図にはないです。いつか探そう。2015/01/10

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