出版社内容情報
自らの体験を基に、終末医療のあり方を問う
定年退職後、平凡な人生を楽しむ夫に肺癌の診断が下された。看護の現場に長く携わり、多くの病人やその死と向かい合ってきた妻は、突然の身内の発病にうろたえる。誰にもぶつけようもない後悔と悲しみ、不安、怒り……。そして、手術はしないと決断した夫とともに、夫婦二人の「生きる」闘いが始まった。医療小説の第一人者が自らの体験を基に描いた問題作。看護とは、家族とは? さらに、医療従事者や終末医療のあり方をも問う。
内容説明
定年退職後、平凡な人生を楽しむ夫に肺癌の診断が下された―。看護の現場に長く携わり、多くの病人やその死と向かい合ってきた妻は、突然の身内の発病にうろたえる。誰にもぶつけようもない後悔と悲しみ、不安、怒り…。そして、手術はしないと決断した夫とともに、夫婦二人の「生きる」闘いが始まった。医療小説の第一人者が自らの体験を基に描く問題作。看護とは、家族とは?さらに、医療従事者や終末医療のあり方をも問う。
著者等紹介
江川晴[エガワハル]
1924年東京都生まれ。慶応義塾大学医学部付属看護婦養成所卒業後、慶応大学医学部付属病院勤務を経て、83年まで日本軽金属株式会社診療室に勤務。80年、『小児病棟』で第一回読売「女性ヒューマン・ドキュメンタリー」大賞優秀賞受賞。以後、多くの医療小説を世に送り出している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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