内容説明
今はじめて、妻が明かす巨匠「手塚治虫」の素顔…。超人気漫画家として仕事に追いまくられる多忙な日々。アニメに賭けた夢、虫プロ倒産。家族への“木洩れ日”のような温かな愛。昭和を駆けぬけて逝った天才手塚治虫の素顔を、三十年の歳月をともにした妻が今語る…。
目次
第1章 手塚治虫との出逢い
第2章 めぐり逢うまで―生いたちの記
第3章 子どもたちと私と夫・手塚治虫
第4章 舅と姑
第5章 仕事に賭ける情熱
第6章 やさしい夫
第7章 手塚治虫の横顔・素顔
第8章 ともに苦しむ闘病の日々
第9章 手塚治虫との人生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝倉大和
9
漫画家として、また、一人の人間として生きてきた手塚治虫がよく語られていた一冊。手塚治虫が時折妻にみせる優しさにはとても感動した。2011/04/29
富士さん
4
お嬢様出の奥様然とした著者の古臭い価値観には、個人的には正直不快ですが、自分もキャラクター化しているような手塚さんの”神話”と、時に下世話な著者の感覚のずれは興味深いものがあります。怪しげな契約をまったく疑わないなど社会人としての常識のなさもさることながら、回想では存在感の薄いお父さんの実像や、頻繁に語られていたはずのお母さんの認知症の話など、手塚さんが本当に言いたくないことは全く触れていないことがよくわかります。それを批判はできませんが、手塚さんにもそういうふつうの弱さがあることは押さえておくべきです。2019/04/08
必殺!パート仕事人
3
奥さん、絵を描く人だったんですね。2024/03/11
tsukamg
2
気が塞ぐニュースが続き、生きることのかけがえのなさをとらえなおしたかった。で、どうしようかと考えているうちに、こういう時は天才に触れればいいんだ、とひらめいた。となれば手塚先生である。色々検索し、奥様の書かれた本書にたどり着いた。年に数日の家族サービスや、歌舞伎観劇中に抜け出して妻の誕生日プレゼントを買ってくるエピソードなど、素敵すぎてうるっとした。手塚先生は人生が一人分じゃ足りなかったのだなあと、改めて思った。2022/05/21
noritsugu
0
こんなこと書いても良いのかな?と思うような身内の話まで書いているよ~。忙しい忙しいというのだが、いつ構想練っているんだろうね?構想を練る時間を含めて忙しいと言っているのかな???2009/04/17
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