父の棺に焼きそばを

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父の棺に焼きそばを

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  • サイズ 46判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093898713
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生と死のあわいに食がある

植野さんの美味しい家族のはなし
涙ひとさじで塩味増し
賞味期限は永遠
――春風亭一之輔氏

食の雑誌「dancyu」の名物編集長として、筆者は全国津々浦々の「旨い」を追いかけてきた。
しかし、その味を、父と母には土産話としてしか届けられず。編集長を退き、いよいよ親孝行を……
そう思った矢先、父の胃癌が判明。リウマチを患う母も施設に入所した。

「おかめや」の焼きそばに平目のエンガワ、そしてたらちり。
急に遠くなってしまったふたりを思うなかで、筆者がよすがとしたのは、食の記憶だった。

「新聞記者を辞め家業の焼きそば屋を継ぎ、酒と落語を愛し、「人は生まれることは選べないが死に方は決められる」と言っていた通りに亡くなった父。料理上手であったものの、リウマチに苦しみ父に頼って暮らしていた日々から突然取り残された母のことをエッセイにしたためました。
父母との思い出が僕の食の原点であったこと、美味しい食べ方やレシピ、好きな店なども含め、僕の食への思いも書き連ねています」(著者より)

【編集担当からのおすすめ情報】
食の雑誌「dancyu」の編集長として、「ふつうの料理」「日常の味」を追い求めてきた植野広生さん。そんな著者が綴るのは、還暦を迎えた人間なら誰もが出会うかもしれない試練と出来事です。それでも日々は巡ります。食べて、呑んで、ときどき介護! 人生のほろ苦さも滋味も詰まった、筆者初のエッセイ。どうぞご賞味ください。

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本書は、アクセシビリティに配慮した本です。視覚障害・肢体不自由などの理由で必要とされる方に、本書のテキストデータを提供いたします。
本書巻末よりお申し込みください。
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【目次】

内容説明

食の雑誌「dancyu」の名物編集長として、筆者は全国津々浦々の「旨い」を追いかけてきた。しかし、その味を、父と母には土産話としてしか届けられず。編集長を退き、いよいよ親孝行を―そう思った矢先、父の胃癌が判明し、リウマチを患う母も施設に入所した。「おかめや」の焼きそばに平目のエンガワ、そしてたらちり。急に遠くなってしまったふたりを思うなかで、筆者がよすがとしたのは、食の記憶だった―。食べて、呑んで、ときどき介護。元dancyu編集長の自伝エッセイ。

目次

瓶ビールと餃子
平目のエンガワ
おかめやの焼きそば
赤身と湯豆腐
けんちん汁
からすみ
やじ満のシュウマイ
おにぎりでも
お通夜とおでん
竜田揚げ
たけのこ茹でて
六角さんと駅弁を
かつ煮はだしを多めに
鰻重の青春
カルビとロース
味噌煮込みうどん
スクランブルエッグ
ハンバーグのレシピ
たらちり
銀座のポムフリット
インスタントラーメン

著者等紹介

植野広生[ウエノコウセイ]
1962年、栃木県出身。法政大学卒業後、新聞社等を経て、2001年よりプレジデント社で勤務。2017年から2023年まで「dancyu」編集長を務めた。現在は文筆家、食のプロデューサー・アドバイザーとして活動。win‐do.us代表。土佐のおきゃく大使、高知県観光特使、宇都宮ブランドアドバイザー、栃木市ふるさと大使を務める。BSフジ「日本一ふつうで美味しい植野食堂」出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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roatsu

12
肉親を看取る悲しみと寂しさは避けられないけど、植野家のお父様の場合は最期まで自分の意思で差配でき、かつ家族として思い合って旅立てた幸福なケースだったと思う。植野編集長もお姉さんも親孝行だなあと。父と家族の思い出、仕事と家のことの間に間に植野さんが挟む素敵な食のエピソードがやはり魅力。得意分野とはいえ何と美味しそうに粋に描くのだろうと食欲がそそられる。崎陽軒のシウマイ弁当のアンズを食べるタイミングとかなるほどと思いつつ笑。残されたお母様のその後のことなど年老いた親を子供らが支えていく過程で直面する諸々が重く2026/07/22

なべさん

1
突然がん診断をされて余命1ケ月足らずを宣告された父を看取るまでの話と、日に日に弱っていく母とどういう関わりをしているか、の話。等身大で、泣きそうになった。2026/09/19

ponnnakano

1
植野さんをテレビで見てその飽くなき探究心(というか食いしん坊ぶり)が気に入っている上に、この本のタイトルがある理由から気になったので読んだ。その理由というのは、昨年父が亡くなったが、生前どうということもないチェーン店の唐揚げを食べたがっていたこともあり、棺に唐揚げを入れたので、何か近いものを感じたということです。読んでみると意外に年齢や状況が自分に近くて、悲しくなったり共感したりしみじみしたり後悔したり感謝したりと様々な気持ちが行ったり来たりして大変困った。とてもいい本でした。親孝行はしておいた方がいい。2026/07/31

モアイ

0
お父さんの生き方、考え方が粋だなと感じました。 美味しそう食べ物と、粋な人は相性がいいなあと思いました。 読んでよかった2026/09/26

荻萩

0
こういう本を我がことのように読むような歳になったんだなぁと思いながら読んだ。1年ほど前に実家帰った時、親父の飲酒量が明らかに減っていて寂しかった(本人には言えなかった)ことを思い出した。2026/08/02

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