東欧センチメンタル・トリップ

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東欧センチメンタル・トリップ

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794228147
  • NDC分類 293
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ページを開けば、旅心が動き出す。
東欧の色、匂い、料理まで味わえる記憶で旅するフォトエッセイ。

ワルシャワ、プラハ、モスクワ──幼い頃、図鑑のぼんやりした写真の中にしかなかった“鉄のカーテン”の向こう側。その謎めいた世界に心を奪われていた著者は、民主化直後の激動の90年代、20歳で憧れの東欧へ旅立ちました。
短期留学のサマーコースにドイツ東部を選んだことから始まった旅は、次第に“時間の記憶”を追う旅へと変わっていきます。フィルムの粒子の奥に見えた街の色、人々の笑顔、家庭料理のあたたかさ──SNSもスマホもなかった時代だからこそ残った記憶が、著者の東欧への愛をより深めていきました。
ドイツ短期留学中の発見、家族や友だちとの旅。コロナ禍で閉ざされた国境と、やがて再び開かれた空。変わりゆく街並みと、変わらない人々のやさしさ。30年にわたる旅路のそばには、いつも東欧の風景が寄り添っていたのです。
現在の著者は、社会主義時代の民生品を収集し、当時の部屋や食卓を再現する独自の活動にも取り組んでいます。旅先で感じた“あの頃の空気”を写真や料理で蘇らせる姿勢は、まさに記憶をめぐる探求者といえます。

本書は、著者が歩き続けてきた東欧の30年を、美しい写真とともに描いた旅エッセイです。懐かしさと発見が交錯するページをめくるたび、自然と心が東へ向かうような旅情が広がっていきます。
さらに、旅先で出合った料理を再現した文字レシピも収録しており、読むだけでなく“味わう旅”ができることも大きな魅力です。
東欧を愛する方はもちろん、これから東欧を知る方にとっても、新たな扉を開いてくれる一冊です。

〈登場する国と地域〉
ドイツ東部、ポーランド、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、モルドヴァ、ウクライナ、バルト3国、ウズベキスタン、ロシア~ロシア極東


【目次】

序にかえて
1995年 ドイツ東部へ
学生寮と夜のパン
1997年 冬の東欧1 リトアニア
1997年 冬の東欧2 ポーランド
ワルシャワと私
2000年 プラハ散歩
2003年 モスクワとサンクトペテルブルク
2004年 ワイマールとウズベキスタン―夫との旅
シベリア鉄道の旅1 極東フェリー「ルーシ号」
シベリア鉄道の旅2 バイカル湖とウラン・ウデ
シベリア鉄道の旅3 モスクワ行き16号車
シベリア鉄道の旅4 ありがとう、さようなら
娘との旅
夏の風物詩―クヴァス
思い出のゾリャンカ
2019年 春の旅―ウラジオストクとハバロフスク
2020年 新型コロナとパンデミック 
幻のハルヴァを追って
お酒の楽しみを垣間見る旅
新しい旅へ

内容説明

ドラスティックに変わる国々、柔らかく適応する人々。在りし日の食卓。ワルシャワ、プラハ、モスクワ―交錯する「東欧」の30年の旅路を綴る著者初のエッセイ。

目次

1995年 ドイツ東部へ
学生寮と夜のパン
1997年 冬の東欧1 リトアニア
1997年 冬の東欧2 ポーランド
ワルシャワと私
2000年 プラハ散歩
2003年 モスクワとサンクトペテルブルク
2004年 ワイマールとウズベキスタン―夫との旅
シベリア鉄道の旅1 極東フェリー「ルーシ号」
シベリア鉄道の旅2 バイカル湖とウラン・ウデ
シベリア鉄道の旅3 モスクワ行き16号車
シベリア鉄道の旅4 ありがとう、さようなら
娘との旅
夏の風物詩―クヴァス
思い出のゾリャンカ
2019年 春の旅―ウラジオストクとハバロフスク
2020年 新型コロナとパンデミック
幻のハルヴァを追って
お酒の楽しみを垣間見る旅
新しい旅へ

著者等紹介

イスクラ[イスクラ]
福岡大学人文学部ドイツ語学科卒。旅行会社勤務を経て、2005年にヨーロッパ旧社会主義国の雑貨・書籍を扱うウェブショップ「イスクラ」を開業。2011年、東ドイツの居住空間を再現した「デーデーエル・プラネット」、2016年に東ドイツ民生品展示室「コメット」を運営。同店閉鎖後、「イスクラ」名義で旧社会主義の食文化を再現したレシピや同時代の建築物の写真を収めた「コメコンデザイン」のリトルプレスをシリーズで執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Yasuhisa Ogura

1
平成の初め、そしてネットが普及していなかった時代の東欧の旅を、思い出しながらの旅行記。叙情的ではなく、客観的な描写。言いかえればハードボイルドに描いていて、かえって僕にとっては当時の風景をイメージしやすい。挿入写真を見るとあの時代の東欧にタイプスリップするかのような錯覚を感じてしまう。しかし、挿入写真は、当時ではなく最近撮影したもの。まさに「センチメンタル・トリップ」風に撮影されている。あの時代の東欧はもう残ってはいないんだろうなとも思う。同じ頃、フィルムカメラを持って周った自分の欧州の旅が浮かんできた。2026/01/17

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