出版社内容情報
革命なんて、しゃらくせえ!
「昭和の妖怪」岸信介と対峙し、
「聖女」樺美智子の十字架を背負い、
「三代目山口組組長」田岡一雄と
「最後の黒幕」田中清玄の寵愛を受け、
「思想界の巨人」吉本隆明と共闘し、
「不随の病院王」徳田虎雄の参謀になった
全学連元委員長、47年の軌跡。
ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、1984年に物故した60年安保のカリスマの心奥を描く。
「唐牛健太郎を書くことは私自身の過去を見つめ直す骨がらみの仕事だった」――著者3年ぶりの本格評伝
プロローグ
第一章 装甲車を乗り越えよ
第二章 革命前夜
第三章 闇に蠢く
第四章 逃避行
第五章 闘士たちのその後
第六章 与論・紋別・喜界島
第七章 名もなき死
あとがき
佐野 眞一[サノ シンイチ]
内容説明
六〇年安保を闘った若者たちは、「祭り」が終わると社会に戻り、高度経済成長を享受した。だが、唐牛健太郎だけはヨットスクール経営、居酒屋店主、漁師と職を変え、日本中を漂流した。なぜ彼は、何者かになることを拒否したのか。ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、一九八四年に物故した全学連元委員長の心奥を描く。
目次
第1章 装甲車を乗り越えよ
第2章 革命前夜
第3章 闇に蠢く
第4章 逃避行
第5章 闘士たちのその後
第6章 与論・紋別・喜界島
第7章 名もなき死
著者等紹介
佐野眞一[サノシンイチ]
1947年、東京生まれ。97年『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。09年『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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