十三億分の一の男―中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

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十三億分の一の男―中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093897549
  • NDC分類 315.22
  • Cコード C0095

出版社内容情報

習近平の一人娘に世界初直撃!

現代の中国皇帝・習近平が政権を発足させて以来、中国共産党には粛清の嵐が吹き荒れている。検挙された共産党員は、25万人超。なぜ習近平は、そこまでして腐敗撲滅に取り組むのか。

実は、側近すら信用しない習近平の「不信」と「警戒」は、自らを放逐しようとした最高幹部たちによるクーデター計画の露見から始まっていた――。中国13億人からたった一人に選ばれた中国皇帝、その男が直面する生存闘争は、まさに「死闘」とよぶに相応しい。

本書は、優れた国際報道の貢献者に贈られるボーン・上田賞を受賞した朝日新聞記者の徹底的に「現場」にこだわり抜いた取材から、中国共産党の最高機密を次々と明かしていく。

例えば――。
●習近平の「一人娘」を米国・ハーバード大学の卒業式で世界初直撃
●ロサンゼルスに存在した中国高官の「愛人村」への潜入
●側近が次々と逮捕された今際の江沢民が習近平にかけた「命乞い電話」
●「世界秩序」を決めた米中トップ会談、語られざるその中身
などである。

中国共産党が最も恐れるジャーナリストが、足かけ8年にわたって取り組んだ、中国報道の集大成となる衝撃ノンフィクションが、ここに解禁される。

【編集担当からのおすすめ情報】
たしかな取材を基にしたスクープノンフィクションであると同時に、著者が中国共産党の監視の目をくぐって、いかに取材対象に近づいていくのかを味わえる一級のエンターテイメントでもあります。中国高官の「二号さん」が暮らす「愛人村」に潜入する際の臨場感を”仮想体験”してみてください。

プロローグ
第一章 愛人たちが暮らす村
第二章 習近平の一人娘を探せ
第三章 紅く染まった星条旗
第四章 ドキュメント 新皇帝誕生
第五章 反日狂想曲
第六章 不死身の男
第七章 サラブレットの悲劇
第八章 クーデター
第九章 紅二代
あとがき

内容説明

優れた国際報道の貢献者に贈られるボーン・上田賞を2011年に受賞した気鋭の朝日新聞記者が、謀略蠢く中国共産党の最深部に分け入り、習近平国家主席の「果てなき生存闘争」を活写する。北京、上海、大連、重慶、ワシントン、ロサンゼルス、ボストン、東京…ひたすら「現場」を歩き、米中当局者50人以上の「証言」に裏付けされた唯一無二の国際ノンフィクション―。

目次

第1章 愛人たちが暮らす村
第2章 習近平の一人娘を探せ
第3章 紅く染まった星条旗
第4章 ドキュメント新皇帝誕生
第5章 反日狂騒曲
第6章 不死身の男
第7章 サラブレッドの悲劇
第8章 クーデター
第9章 紅二代

著者等紹介

峯村健司[ミネムラケンジ]
朝日新聞国際報道部機動特派員。1974年長野県生まれ。97年朝日新聞社入社。大津、広島両支局、大阪本社社会部を経て、2005年から中国人民大学に留学。07年に中国総局員に。習近平体制誕生の内幕を最前線で取材。11年には、優れた報道で国際理解に貢献したジャーナリストに贈られるボーン・上田記念国際記者賞を受賞。13年6月からハーバード大学フェアバンクセンター中国研究所客員研究員。14年8月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すこにゃん

50
面白かった。江沢民と胡錦濤の政争の激しさには驚きましたが、結局痛み分けて共に倒れたんですね。失脚した父、農村に送られた文革時代を経て、共産党幹部末席から地方を回り、叩き上げて現在の地位まで登りつめた習近平は間違いなく大物。なんとなく織田信長=江沢民、明智光秀=胡錦濤、豊臣秀吉=習近平のイメージです。これからどこまで腐敗を叩いて粛清するか習近平。それにしても中国人の不正蓄財は桁が外れていて驚愕です。資産移転先のアメリカが経済制裁で米国内の中国人資産を凍結するぞと脅したら効果間違いなし。2015/06/12

あちゃくん

32
中国共産党内の権力闘争に迫ったルポルタージュです。序盤の「愛人たちが暮らす村」「習近平の一人娘を探せ」から、好奇心わしづかみにされっぱなしでした。中国共産党という組織、そしてその頂点に立つ習近平については、なんとなくわからないだからなんとなく怖いと思っていましたが、この本で腑分けして伝えてくれているので、なんとなくわからないといった感情はだいぶ解消されました。薄熙来のスキャンダルの中国国内でのインパクトの強さも理解できました。今後の中国の動静を知る上で、読んでおいてよかったです。2015/11/10

北本 亜嵐

22
帯に「中国なら確実に発禁本」と書かれているが、読み進めていくと言論統制をしている国ならそうだろうなと思わせる。内容の凄まじさに驚くとともに、筆者が関係者に体当たりして得た隣国の権力闘争が怖すぎ。現在、習近平主席が渡米して亡命者の引き渡しを求めているとか…どうなることだろう。今後の中国を知るためにおすすめの一冊。2015/09/24

ひろ☆

18
最近のアメリカに留学させる中国人の意図、習近平の娘話、トップを狙う抗争などすごい。中国は桁が違う。2015/09/04

ぷれば

17
朝日新聞国際報道部機動特派員として、習近平体制誕生の内幕を最前線で取材。謀略蠢く中国共産党の最深部にて、13億分の1となった習主席をめぐる果てなき闘争を克明に記した書。他書とは一味も二味も異なる印象。2016/02/11

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