出版社内容情報
親日国家として知られるポーランド。その理由は何か? 20世紀初頭のシベリアには約20万人ものポーランド難民がいた。生き延びた孤児たちは日本による救済を願い、大歓迎と支援を受けて計765名が無事祖国へと帰った。本書では、数奇な運命に翻弄された孤児たちの生涯と、数々の感動秘話を活写。
ドイツに侵略された歴史をもちながら旧同盟国の日本を「桜の花咲く国」と美しく呼ぶポーランドの人々。端緒となった100年前のプロジェクトを詳述。
内容説明
絶望の孤児たちにさしのべられた、日本からのやさしい奇跡。時は第1次世界大戦後の混乱期。日波友好の源となった歴史感動秘話!
目次
第1章 人道の港
第2章 日本とポーランド
第3章 シベリア流浪
第4章 孤児救済1
第5章 孤児救済2
第6章 極東青年会と野口芳雄
第7章 ポーランド消滅
第8章 地下水道の戦い
第9章 残照
第10章 それから
著者等紹介
山田邦紀[ヤマダクニキ]
1945年福井県敦賀市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。夕刊紙『日刊ゲンダイ』編集部記者として30年間にわたって活動、現在はフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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