雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

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雑草学研究室の踏まれたら立ち上がらない面々

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093891332
  • NDC分類 470.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

そうだったのか! 雑草魂のほんとうの意味

「雑草にとって大切なことはタネを残すこと。
だとしたら、踏まれても踏まれても立ち上がるって、
ムダなエネルギーを使っていると思わない?」
(本文より)

「国私立中学入試・国語 最頻出作者」1位に連続してなるなど(日能研調べ)小中学生にも愛読者が多い、『はずれ者が進化をつくる』『生き物の死にざま』の著者が初めて「私(自分)」を題材に、ライフワークである雑草と、イマドキな教え子たちを絡めてつづる、アンチ雑草魂エッセイ。

頑張りすぎたり、細かすぎたり、要領が良くなかったり・・・・・・不器用だけどまじめで実直な彼らとの日々は、常識に凝り固まりがちな教授のアタマと心をゆっくり溶かし、やがて気づかせる。
指示待ち学生が適確な指示を与えられたときに発揮する大きな力や、
好きなことしかやらない学生の視野の狭さがニッチな発見を生むことに。

効率を求めムダを省くのが優先される時代に、自分の武器をどう見つけるのか?
著者は苦労している割に報われない若者に、どんな言葉をかけるのか?

生きづらさに悩むZ世代、Z世代との付き合いに戸惑う中高年へ。「立ち上がらない」という生き方戦略を伝えてくれる一冊。



【編集担当からのおすすめ情報】
【著者について】
稲垣栄洋 (いながき ひでひろ)
静岡大学農学部教授。静岡県出身。岡山大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。
農林水産省、静岡県農林技術研究所等での勤務を経て現職。『面白くて眠れなくなる植物学』(PHP文庫)、『生き物の死にざま』(草思社文庫)、『はずれ者が進化をつくる』(ちくまプリマー新書)、『大事なことは植物が教えてくれる』(マガジンハウス)、『子どもと楽しむ草花のひみつ』(エクスナレッジ)、『面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ』(王様文庫)、『植物に死はあるのか』(SB新書)など、著書は150冊以上にのぼる。「国私立中学入試・国語 最頻出作者」1位に連続してなるなど(日能研調べ)小中学生にも愛読者が多い、

内容説明

雑草にとって大切なことはタネを残すこと。だとしたら、踏まれても立ち上がるって、ムダなエネルギーを使っていると思わない?『はずれ者が進化をつくる』『生き物の死にざま』の著者が初めて「私(自分)」を題材に、ライフワークである雑草と、不器用な教え子たちとの日々をつづる、アンチ雑草魂エッセイ。

目次

1 ヒメタカサゴユリのど根性―ちいかわな女子学生、新品種を作る
2 エノコログサ(ネコジャラシ)と職人気質―細部ばかり見てしまう学生
3 先生!種子の表面がお風呂の床です―細部ばかり見て得た大発見
4 コミカンソウの苦い思い出―名も無き草だからこそ観察したくなる
5 図鑑どおりに生えてこない!―スマホ依存の学生の目覚め
6 学校の田んぼで凛と立つタイヌビエ―校庭の雑草が伝えるもの
7 四つ葉のクローバーは立ち上がらない―頑張り屋の学生は「頑張らない」を頑張る
8 なぜナス科には「イタドリが良い」のか?―天空の里の謎を解く
9 ナスとトマトとジャガイモと―2人の女子学生が謎を解いた!
10 コマツヨイグサと指示待ち学生―あえて自主性は求めない戦略
11 ムシトリナデシコと真実を見抜く力―指示待ち型学生が選んだ驚きの就職先
12 ケシ科ケシ属の輝く場所―まじめで実直、は強みになる

著者等紹介

稲垣栄洋[イナガキヒデヒロ]
静岡大学農学部教授。静岡県出身。岡山大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。農林水産省、静岡県農林技術研究所等での勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

65
【雑草にとって大切なことは、種を残すこと。としたら、踏まれても立ち上がるって、無駄じゃない?】著書が150冊以上にのぼる農学部教授が、ライフワークである雑草と不器用な教え子たちとの日々を、小説形式で綴った書。<雑草とは雑草性を持つ植物である。これが雑草学の考える雑草だ。しかし、である。「雑草とは何か?」という問いに対して、こんな言葉もある。「雑草とは、未だその価値を見出されていない植物である」/アメリカの思想家エマーソンの言葉だ。雑草は邪魔者扱いされている。しかし、どんな植物にも価値がある>と。同感だ。⇒2023/12/14

coolgang1957

56
雑草って植物はないと言ったのは、朝ドラのモデルになった先生でしょうか前々の天皇陛下でしょうか🧐ここでは雑草をテーマに研究してる静岡大学の先生のようです。中は専門家としての知識は披露されてるのはさすが、本来は小説ということです。面白そうな研究室で、知識が薄々のまま指導受けながらやってきた有機化学合成実験や卒論発表した身には反省だらけになりました😅多様性を大事にされてるのも現代のSDG' sにも通じる、楽しい、異色な(この分類もおかしなもんですが)小説でした😆2023/11/09

Major

53
四葉のクローバーの話より「踏まれている雑草は踏まれても大丈夫なように、立ち上がらずに寝そべっている。別に立ち上がらなくてもいいんだよ」「雑草っていう割には何だか情けないですね」鳥海さんが笑っている。「雑草にとって大切なことは何だと思う」(中略)「大切なことは見失わない、それが本当の雑草婚なんだ」「…」―鳥海さんは巨人の上原のファンだったのかな?稲垣先生と雑草と言う名の学生達とのふれあいと豊かな対話を通して、本物の雑草達が了見の狭い僕達に「もっとしなやかに」と諭していることに気づかせてくれる。お薦めです。→2025/01/25

canacona

25
タイトルがいい。ゆるいタイトルかと思いきゃ、踏まれたら立ち上がらないのが雑草の生存戦略。読んでる途中で、先日とあるラジオで面白いなと思って聴いていた先生だってことに気がついた。あと生物に学ぶ生存戦略にも協力も。雑草はどこでも逞しく生えるわけじゃなく、自然豊かな森では雑草は生えなくなる。むしろちゃんと考えて、競争相手の少ないところを狙って戦略的に生えて来るのだ。後は学生さんに対する指導が子育てにも通じる感じがした。頑張らないことを頑張る、支持待ち型も悪くない、ちょっと目線を変えてうまく行く場合もあるよねー。2023/12/11

宇宙猫

21
★★★★★ 研究以外はフィクションの読み易く楽しい小説。雑草研究の部分はそれ以上に面白い。特に小学校に生えている雑草の調査や「雑草は探究的学習に使える」というのが興味深い。雑草って、猫のように身近すぎるし役に立たないからと研究が後回しになっていたのかな。未知の部分が多く残されている研究分野みたい。2024/09/24

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