内容説明
稀代のスピリチュアリストが老子訳史上最高の優しい言葉で綴る、2500年前に老子が伝えていた「幸せの本質」。
目次
上篇―「道」の章(あらゆる分離が、「現実」という名の幻想を生む;人の数だけ世界がある;価値があるから、欲が出る;空間(からっぽ)に、愛と命が満ちている
生と死の向こうに ほか)
下編―「徳」の章(「モラル」という名のイミテーション;すべては「基盤」が支えている;タオの原理は「原点回帰」;あまのじゃくの世界;「僕」の秘密 ほか)
著者等紹介
雲黒斎[ウンコクサイ]
1973年、北海道生まれ。グラフィックデザイナーを経て、広告代理店に入社。広告クリエイターとして上り調子にある最中、うつ症状の一種である記憶障害を患う。闘病中、どこからともなく湧き上がる哲学的なインスピレーションと対峙。その体験を綴ったブログは書籍化(『あの世に聞いた、この世のしくみ』サンマーク出版)され、15万部を超えるベストセラーとなる。その後、常識とされるものに切りこむ作風で執筆活動を開始。『極楽飯店』(小学館)では小説に挑戦し、「2016年啓文堂文芸書大賞」にノミネートされた。現在は独立し、宗教や哲学、スピリチュアルを土台としたユーモア溢れる人生哲学を、執筆や音声配信、トークライブなどで展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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江口 浩平@教育委員会
25
【東洋思想】「老子」にチャレンジしたものの、原典では読み進められなかったため手に取った一冊。手紙の形式で思想のエッセンスのみを抽出しているため、読みづらさは感じなかったところが良かった。その反面、やはり原典にあたらなければならないだろうなぁとも感じる。「心にどんな反応が現れているかを観察すると、行動に移る前のワンクッションができてくる。すると振る舞いは無自覚な反射的行動から、的確な対応へと代わっていく」というフレーズが、草薙龍瞬「反応しない練習」に通じるものがあり、老子思想からきているのかと再確認。2019/04/27
coldsurgeon
4
「老子道徳経」の一つの解釈を平易に示した書。老子の無為自然の勧めは、自然に生きよ、という勧めに他ならない。無理をしない、背伸びをしない、これは、自分に相応しい努力をせよ、という事に他ならない。作為技巧を弄する様な不自然なものは長続きしないという事である。老子のこの<自然>という言葉の使い方は、<自ずからそうで有る事・もの>の意味である。私利私欲に捕らわれない無為自然の生き方をしてみたいが、普通我々は全く逆の生き方をしている。全ての事において、自分の利害得失、損得勘定をしてしまうのが人間の常であるから。2019/05/13
さぼてん
1
へりくだること、しなやかであること、足るを知るということ、黒衣に徹すること、変革を受け入れるということ。「こうありたい」と思う態度がたくさんありました。でも、すぐに忘れてしまうし、中々出来ないこと。折に触れ思いだし、積み重ねながら生きていきたいと思います。2021/06/12
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