内容説明
「大君の遠の朝廷」が置かれ「天下之一都会」と呼ばれた大宰府は、古来、先進文化が集まる地であった。この地で、大伴旅人と山上憶良を中心とした歌人たちが、梅を題材に思い思いの歌を披露した。その際の衣装や饗宴の膳などを解説しながら、この地に刻まれてきた歴史や文化、万葉人の心情を鮮やかに描き出す。
目次
梅花の宴(新元号「令和」発表;大宰府文化の象徴・梅花の宴 ほか)
万葉歌碑めぐり(万葉の散歩道;万葉の歌碑めぐり ほか)
風水都市(山河を城とした一大防衛都市;古代山城の防衛網 ほか)
遠の朝廷(大宰府の成立と白村江の戦い;東アジアとの接点 ほか)
著者等紹介
森弘子[モリヒロコ]
京都女子大学文学部卒。卒業と同時に太宰府天満宮文化研究所研究員となる。九州大学にて博士(人間環境学)号取得。(財)古都大宰府保存協会文化部長・事務局長、太宰府市教育委員、太宰府市史編集委員などを経て現在、福岡県文化財保護議会委員など県下自治体の文化財保護行政と歴史まちづくりに携わる。2013年「社会教育功労者」として、2017年「地域文化功労者」として文部科学大臣表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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