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出版社内容情報
教科書だけでは分からない歴史の真実がある
日本の紙幣に天皇の肖像画が一切登場しないのはなぜか?
手塚治虫は、なぜ「火の鳥」の中で「騎馬民族征服王朝説」を描いたのか?
歴史上の悪者「物部守屋」は、なぜ後世になって顕彰の対象になったのか?
聖徳太子は、本当はどんな人物だったのか?
豊臣秀吉と砂糖との意外な関係とは?
「源義経=チンギス・ハン」説はどのように生まれ、そして広がっていったのか?
なぜ、電話もインターネットもなかった江戸時代に、全国津々浦々、同じような落書きが広がったのか?
過去の自然災害の記録から、現代に生きる私たちは何を学ぶべきなのか?
など、教科書だけでは分からない歴史の真実と、その教訓を紐解く
【編集担当からのおすすめ情報】
一話完結型の内容になっているため、空いた時間に、気軽に歴史の迷宮を旅することができます。
前口上――本書の読み方
第一章 歴史の断片から、いにしえ人の暮らしと心をよむ
武田信玄ゆかりの地で発見した「石」の謎
江戸時代に書かれた「落書き」は、いったい何を意味するのか
江戸時代に詠まれた「無名の歌」の謎
木簡が語る、ふたりの戦国武将の運命とは
豊臣秀吉と砂糖の知られざる関係とは
歴史に埋もれた、まぼろしの「特産品」の謎
戦国武将たちを魅了した「遊び」の謎
ユネスコ「世界の記憶」に刻まれた古代社会の姿とは
日本社会の「男女観」は、どのようにつくられたのか
律令制の「常識」を捨て去ると、何が見えてくるのか
第二章 時空を越えて、歴史は再生産される
「歴史上の人物」は、尊敬の対象になりうるのか
大学図書館で偶然発見した、ひとつの拓本の謎
「悪人」物部守屋は、なぜ「正義の人」に生まれ変わったのか
石碑の拓本は、どうやってつくられたか
「歴史を知る手がかり」は、どこからあらわれてくるのか
聖徳太子は本当に「万能の政治家」だったのか
天皇はなぜ紙幣に描かれないのか
手塚治虫はなぜ『火の鳥』で騎馬民族を描いたのか
――「騎馬民族征服王朝説」のゆくえ
「源義経=チンギス・ハン」説の誕生と拡大
――そのメカニズムとは
広開土王碑は、日本陸軍によって改竄されたのか
日本各地に眠る広開土王碑拓本の数々は、いったい何を意味するのか
田山花袋はなぜ広開土王碑に魅せられたのか
第三章 災害や自然環境の変化が、人びとの意識を変える
過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか 1
――貞観地震の記録を読む
過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか 2
――出羽国で起こったふたつの地震
過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか 3
――火山噴火と予兆
自然現象の変異に、いにしえ人は何を見たのか 1
――空から石鏃が降る話
自然現象の変異に、いにしえ人は何を見たのか 2
――海獣の発見が歴史を予言する
古来、人びとは、どのように自然に挑んできたのか
歴史を「古代」から「中世」へと変化させた原動力とは何か
明治時代の人たちはなぜ、遠く離れた被災者の救済に乗り出したのか
おわりに――本書の舞台裏
参考文献
三上 喜孝[ミカミ ヨシタカ]
著・文・その他
内容説明
歴史の謎を解くカギは、あらゆるところにひそんでいる!!
目次
第1章 歴史の断片から、いにしえ人の暮らしと心をよむ(武田信玄ゆかりの地で発見した「石」の謎;江戸時代に書かれた「落書き」は、いったい何を意味するのか;江戸時代に詠まれた「無名の歌」の謎 ほか)
第2章 時空を越えて、歴史は再生産される(「歴史上の人物」は、尊敬の対象になりうるのか;大学図書館で偶然発見した、ひとつの拓本の謎;「悪人」物部守屋は、なぜ「正義の人」に生まれ変わったのか ほか)
第3章 災害や自然環境の変化が、人びとの意識を変える(過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか1―貞観地震の記録を読む;過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか2―出羽国で起こったふたつの地震;過去の自然災害の歴史記録は、何を語りかけているのか3―火山噴火と予兆 ほか)
著者等紹介
三上喜孝[ミカミヨシタカ]
1969年東京生まれ。1998年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。山形県立米沢女子短期大学講師、山形大学人文学部准教授を経て、国立歴史民俗博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄之助
AICHAN
HMax
assam2005
kenitirokikuti