出版社内容情報
インコ界のアイドル写真集、待望の新作!
写真家の村東剛が、おとちゃんを迎え入れてから12年が経った。自由奔放で小さかったおとちゃんも、いつしか彼と同い歳になり、越えていこうとしている。
「かわいい存在」から信頼関係を築いた「パートナー」となった今、もはやいないことは想像できない。
おとちゃんが10歳を過ぎた頃から、ゲージを開けるときはわずかに緊張が走り、鳴き声が聞こえると安堵する。帰宅は早くなり、夫婦で旅行に行くこともなくなった。
これが村東家の日常となり、毎日が以前よりずっと大事なものになった。おとちゃん中心に生活が回っていく今となっては、
おとちゃんがいない生活は想像に難く、恐怖を感じることさえある。
小さな鳥で、人間よりずっと弱く、命も短いおとちゃん。
以前より転ぶことが増え、目も毛並みも悪くなった。
「老い」とはそんなものなのかも知れないと、それまでとは違ってきていることを受け入れる近頃。写真家として、ひとつの人生を見させてもらっている、与えられていると日々感じながら、
これから更に年老いて、自分より先にいなくなってしまうことを覚悟しカメラを向ける。
2014年に発売した写真集『インコのおとちゃん』(パイ インターナショナル刊)の、それからとこれから。写真家・村東剛が優しい眼差しで、生命の貴重な瞬間を大切に切り取り続けた、待望の写真集。
【編集担当からのおすすめ情報】
これは動物写真というより家族写真。瞬間瞬間を愛おしく切り取っている様子がすべての写真ににじみ出ていて、「かわいい」だけでは語りきれない、深い写真文集です。
内容説明
毎日が、ずっと大事なものになった村東家の、生命の記録。
著者等紹介
村東剛[ムラヒガシゴウ]
1966年大阪生まれ。写真家。雑誌、広告で活動。2007年よりコザクラインコのおとちゃんを撮り始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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