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噺家のはなし

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093882514
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

噺家のはなし

〈落語という大衆芸能において、個々の演目は作品として独立して存在しているわけではなく、噺家が高座から観客に向かって語りかけるための素材(ネタ)に過ぎない。演目という「素材」に生身の噺家が生命を与えることで落語というエンターテインメントは初めて成立する。目当ての演者のパフォーマンスを楽しみに行くべきものなのだ。〉
1970年代以降、ほぼ毎晩寄席やホールに通っているという広瀬氏が厳選した「いま訊いておくべき落語家50人」の持ち味、得意演目、聴きどころから、将来への展望までを詳説、さらに現代の落語界の潮流や問題点などにも言及している。
従来の落語家ガイドと違うのはそのラインナップ。真打としてのキャリアも長く、テレビなどでの知名度が高くても、最近の高座を評価することができない落語家は取りあげられていない。一方、旧世代の評論家が切り捨てた落語家を再評価していたり、将来性豊かな二つ目をとりあげているケースもあり、落語好きが納得するだけでなく、初心者にとっても落語の面白さを堪能するためのかっこうの入門書となっている。
一人当たり4ページとコンパクトにまとめ、連載中も好評だった南伸坊氏の似顔絵イラストも収載。


広瀬和生[ヒロセカズオ]
著・文・その他

内容説明

持ち味、得意演目から経歴、聴きどころまで、徹底ガイドいま、イチ押しの落語家50人。

目次

「中興の祖」立川談志
「エンターテイナー」立川志の輔
「開国派」春風亭小朝
「創作力」桃月庵白酒
「部室落語」春風亭一之輔
「若手本格派」柳家三三
「孤高の名人」柳家小三治
「大人の風格」柳亭市馬
「平成の名人候補」立川談春
「三位一体」柳家喬太郎〔ほか〕

著者等紹介

広瀬和生[ヒロセカズオ]
1960年生まれ。東京大学工学部卒。音楽誌『BURRN!』編集長。1970年代からの落語ファンで、年間350回以上の落語会、1500席以上の高座に接する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佳音

91
良かった。落語ファンとして納得。数年前の本だが、育った人々を見ると、先見の明もあり。2017/08/15

アーちゃん

21
図書館本。南伸坊さんのイラストについ手が伸びた一冊です。週刊ポストに2011年から1年間連載された、噺家さん50人(うち上方2人)についてのコラムをまとめたもので、1話1人の形式でとても読みやすかったです。はるか昔の20代の頃、紀伊国屋ホールや東横落語会に行ったことを思い出しました。今また落語が盛り上がっているようでとても嬉しいです。たまにNHKで落語を見ますが、やはりライブは段違い。昼席で良いから、寄席に行きたいなと思いました。2017/02/06

imagine

7
ヘヴィメタルと落語には「聴く娯楽」という共通点がある。かつてBURRN!誌を愛読していたので、理屈っぽくも要点を抑え、一般論に安住しない著者の批評眼は信頼している。落語家一人ひとり、どこがどう面白いのかを 、丁寧に愛情を持って文章にしてくれている。南伸坊さんのイラストも秀逸。春風亭一之輔が大成した今、次なる才能を誰に感じているのかも知りたいところ。2019/08/15

じゅき

4
落語 年に数回 みにいきます またまだ初心者 この本読んだら 実際高座みたことあるひと、初めて名前を知る人も ますます落語に興味わきました2012/08/09

ざび

3
私個人として共感できる筆者である。全50人の内あれっと思ったのが2〜3人。足りないなあと思ったのが2〜3人。評価も含めほぼ納得である。特に一琴師匠とこみちさんを載っけてくれたのが大評価。足りないと思った方は私を知る人であればお分かりかと。2012/05/28

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