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原発はなぜ日本にふさわしくないのか

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881920
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

原発には愛がない。「親日・脱原発」への道

これまで日本人は元寇、明治維新、日露戦争、敗戦など幾度もの国難を君臣一体となって乗り越えてきた。人類史上最大級の東日本大震災でも、取り乱すことなく、他者を思いやり、整然と行動する日本人の姿を世界は賞賛した。明治天皇の御製「しきしまの大和心のををしさは ことある時ぞあらはれにける」のとおり、日本人の「雄々しさ」はこの未曾有の惨禍さえ乗り越えるはずだった、原発事故さえなければ…。
日本を覆った放射能による暗雲は、悲しいかな、国民の雄々しさを以てしても晴らし難いのだ。
そもそも神々の「国産み」によってできたという神話を持つ我が国に、「神々の領域を冒した存在」である原子力発電はそぐわなかったのだ。なぜかこれまで、「保守=原発賛成、左翼=原発反対」であったが、先入感を排して考えてみよう。
「原発には愛がありません。本来、保守主義者であれば、日本の国柄に合わず、陛下の宸襟(しんきん)を悩ます可能性のあった原発には反対すべきだったのです」--環境問題の専門家でもある皇統保守の著者が、「親日・反原発」という新たな視点から日本と原発を語る。

【編集担当からのおすすめ情報】
先日ある会合で前の席におられた保守論壇の大御所が私にこう言われました。「私は原発に反対すべきだと思うのだが、原発に反対すると、おそらく保守派から総スカンを喰うでしょう…」。それほど保守=原発賛成・推進という固定観念が根強いようです。そんな状況下で、保守どころか「皇統保守」を唱える竹田恒泰さんが「原発反対」を説くことには大きなインパクトがあると思います。日本及び日本人の素晴らしさと原発がいかに相容れないか、きっと目からウロコが落ちる感覚に至ると思います。「反日・反原発」というサヨクに対して「親日・反原発」という保守の立ち位置があっても良いはずです。虚心坦懐に竹田さんの原発論を読んでみてください。

明治天皇御製
はじめに
序章 大震災が日本人を目覚めさせた
殉職した若い女性職員の話/極限の状態でも譲り合う被災者たち/日本人が日本人でなくなっていた/的中した三島由紀夫の予言/神が日本人の真の心を取り戻させた/ボランティアで東北を目指す若者たち/原発事故は余分だったか/福島原発で何がおきたか/ほか
第1章 原発の議論にイデオロギーは関係ない
「左翼=原発反対」「右翼=原発賛成」のいびつな構造/テレビにはご用学者しか出ない/反原発人生を歩み始めたきっかけ/放射能に苦しむ人々の姿/明治天皇の玄孫が市民運動に参加してはいけませんか?/ほか
第2章 原発に関する五つの嘘
嘘1 核兵器を持つためには原発が必要/嘘2 原発が止まったら電気が足りなくなる/嘘3 少量の放射能は体に良い/嘘4 原発の発電コストは安い/嘘5 二酸化炭素を出さない原発は地球を救う
第3章 原発が日本にふさわしくない三つの理由
理由1 原発の安全が労働者の死に支えられていること~一定の人の死を前提にした産業、原発労働者が癌で死んだら自己責任か、全ては天皇の赤子ではないか、ほか/理由2 国土が失われたこと~福島は広島型原爆50発分の放射能漏れ、おきないはずの事故は絶えず起きる、ほか/理由3 原子力は神の領域を冒すもの~人間の手に負えない、放射性廃棄物を一万年保管できるか、この災害は万死に値する、ほか/
終章 日本が世界の脱原発をリードしよう
原発全敗へのシナリオ/陛下の宸襟(しんきん)を悩ませてはならぬ/食足らずとも礼節を知る/震災で評価が上がる奇跡の国/日本は「和」の国
あとがき

内容説明

日本を覆った放射能による暗雲は、悲しいかな、国民の雄々しさを以てしても晴らし難い。そもそも神々の「国産み」によってできた我が国に、「神々の領域を冒した存在」である原子力発電はそぐわなかったのだ。「原発には愛がない。本来、保守こそ、日本の国柄に合わない原発には反対すべきなのです」―環境問題の専門家でもある皇統保守の著者が、まったく新たな視点から説く、刮目の反原発論。

目次

はじめに―原発には愛がない
序章 大震災が日本人を目覚めさせた
第1章 原発の議論にイデオロギーは関係ない
第2章 原発に関する五つの嘘
第3章 原発が日本にふさわしくない三つの理由
終章 日本が世界の脱原発をリードしよう

著者等紹介

竹田恒泰[タケダツネヤス]
昭和50年、旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。作家・慶應義塾大学講師(憲法学)。慶應義塾大学法学部卒、専攻は環境学。平成18年に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で、第15回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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