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座布団一枚!―桂歌丸のわが落語人生

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093881388
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人気番組『笑点』の司会者・桂歌丸の一代記

長寿番組『笑点』の五代目司会者であり、日本中にその顔と名前が知られる、人気落語家・桂歌丸。1936年、横浜に生まれた桂歌丸は中学三年生で五代目古今亭今輔に入門。後に四代目桂米丸に再入門。1966年に始まったテレビ番組『笑点』では、唯一、放送開始時からレギュラー出演を続けています。
最高視聴率40.5%という『笑点』で人気が出た桂歌丸ですが、噺家としての本分をわきまえ、寄席や独演会で話芸を磨いてきました。大喜利でお馴染みの歯切れのよい語り口で、幼い頃の思い出から、時には思わぬ失敗もした60年間の噺家人生を振り返ります。自分の師匠直伝の言葉や教え、若い頃の悩みや苦労、交友録、落語家人生で得た数々の至言や奥深い芸論を、自分をさらけだして披露する一代記です。
落語芸術協会会長を務める円熟の落語家が、「目ェつむるまで努力するしかない」と日々精進を続ける生涯「落語道」には、テレビの人気にあぐらをかいた姿など微塵もありません。5人の弟子も育て、今も毎年夏には、新たな長編人情噺に取り組んでいます。思わず笑ってしまう『笑点』の知られざるエピソードや、初めて明かす出演者の秘話もあり、読後は落語が聞きたくなる一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
歌丸師匠は、人気テレビ番組『笑点』の司会者を務め、いまやもっとも有名な落語家のひとりといえます。しかしその人生は、じつは順風満帆にはほど遠く、さまざまなしくじりや挫折がありました。その意外な過去と、話芸を磨き続けたた60年間の落語家人生で得た至言や芸論の数々に、思わず引き込まれてしまいます。

目 次

【はじめに】 噺家の本分を忘れずに

【第一章】 遊郭での子ども時代
孫に甘かった育ての祖母
色街の年中行事と郭の暮らし
おふくろとの別れ
【第二章】 一五歳で入門
古今亭今輔師匠に弟子入り
師匠方の教えと前座時代の思い出
急いだ結婚と浪人生活
「米坊」の名で再出発
【第三章】 『笑点』出演四五年
『金曜寄席』から『笑点』へ
真打昇進
小圓遊と圓楽さんのこと
【第四章】 横浜にぎわい座の開設と落語芸術協会の会長に
横浜に再び寄席を
古典落語に力を注ぐ
弟子を育てる
【第五章】 生涯「落語道」
圓朝ものへの挑戦
自分の落語に磨きをかける

【おわりに】



桂 歌丸[カツラ ウタマル]
著・文・その他

内容説明

人気番組『笑点』の五代目司会者にして、落語芸術協会会長でもある落語家・桂歌丸の一代記。古典落語の名手が語る、噺家人生六〇年の苦労や思い出。昭和の名人と呼ばれた師匠方直伝の教えや、奥深い芸論と至言の数々。『笑点』の知られざる裏話も披露。

目次

はじめに 噺家の本分を忘れずに
第1章 遊廓での子ども時代
第2章 一五歳で入門
第3章 『笑点』出演四五年
第4章 横浜にぎわい座の開設、落語芸術協会の会長に
第5章 生涯「落語道」

著者等紹介

桂歌丸[カツラウタマル]
本名・椎名巌。昭和11年(1936)8月14日、神奈川県横浜市生まれ。昭和26年11月、五代目古今亭今輔に入門。のちに四代目桂米丸門下となる。昭和41年5月の日本テレビ『笑点』放送スタート時から出演。昭和43年3月、真打昇進。平成16年2月、社団法人落語芸術協会会長に就任。平成18年5月、『笑点』五代目司会者となる。平成22年7月、横浜にぎわい座館長に就任。平成元年・芸術祭賞、平成3年・横浜文化賞、平成8年・神奈川文化賞、平成15年・浅草芸能大賞、平成17年・芸術選奨文部科学大臣賞、平成19年・旭日小綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

41
先日亡くなった歌丸さんの自伝。飄々とした印象だったが、やはりたくさん苦労されたんだな…。そして横浜にとても所縁のある方と知り、益々親近感が湧いた。2018/07/11

糜竺(びじく)

41
人気テレビ番組「笑点」の5代目司会者であり、落語家人生も60年以上続けてこられた桂歌丸さんの自伝本です。色んなためになる言葉や、苦労したエピソードなど記されていて勉強になりました。長年ずっと落語を続けてこられたので、歌丸さんの一つ一つの言葉には重みが感じられました。引用「芸は人なり、という言葉があります。芸の中にその人自身が出てきてしまうんです。人情味のある人間は、人間味のある芸ができる。逆に薄情な人間はには、薄情な芸しかできません。だから、常日頃から自分で自分をきちんと育てないといけないんです」2017/10/23

うっきー

6
歌丸さんの自伝。 歌丸さんの師匠である古今亭今輔さんからいわれた言葉「苦労しなさい。ただ、何年かして振り返った時に、その苦労を笑い話にできるように努力しなさい」に噺家でない私が共感。 人生や仕事のヒントがもらえた一冊でした。 2015/07/19

aidennbook

4
最近落語が面白いことに気づいて、本を読んでみようと思ったところ、落語そのものももちろんだが、は噺家の人生も知りたくなった。 そのなかでも歌丸さんは笑点で身近であり、入りやすかった。 最後まで精進して自分の落語を磨いていくんだという言葉を見て、自分も負けていられないとやる気をもらいました。また、歌丸さんの師匠の言葉、「誉める人は敵と思え、教えてくれる人、注意してくれる人は味方と思え」も確かになーと思います。 寄席に行ってみたいものです。オチが分からないこともあるかもしれないけれど、雰囲気を楽しみたいなぁ。2019/02/15

maitake330

3
祖母の経営する廓で暮らした幼少期から15歳での古今亭今輔師匠への弟子入り、そこを若気の至りで飛び出しちゃった話、落語界の分裂騒動、70代を過ぎからも新作発表…。歌丸師匠の落語人生が読みやすい語り口で綴られた一冊でした。ちょいちょいオチがあって、お弟子さんが鞄を網棚に置き忘れる話が面白くて、一度はクビにするほど超怒ってたけど「粗忽もの」と思ってしまった。自分のキャラを客観的に見て、自分に合う噺を積極的に稽古してモノにし、間の取り方や扇子の向き、語尾の一文字まで気を配って演じる落語ってやっぱ芸術だな。2023/02/18

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