出版社内容情報
父・志ん生、弟・志ん朝に挟まれ、落ち着いた芸風のため語られることが少なかった、十代目馬生。しかし今、江戸落語最後の継承者と再評価されている。立川談志、娘・池波志乃、弟子たちが語り尽くす昭和の名人決定版。
内容説明
端正洒脱な芸風、酒を好んだ日常。志ん生を父に、志ん朝を弟とし―江戸の粋を伝えて早世した、昭和の名人の決定版評伝。多くを語らなかった名人の貴重なエッセイ、玄人はだしの絵や川柳も収録。
目次
1 酸いも甘いも金原亭馬生―金原亭馬生一門話その一(昭和四十年代)(雲助・馬生・朝馬)
2 何で師匠が好きかといえば―席亭から見た金原亭(新宿末廣亭・北村幾夫)
3 不思議の国、馬生家―父として子として(中尾彬・池波志乃)
4 教えの基本は「綺麗と汚い」―金原亭馬生一門話その二(昭和三十~四〇年代前半)(伯楽・今松・駒三)
5 亡くなった師匠に、さよならのチュー―金沢の馬生を語る(岡部三郎)
6 十八番はあえて作らず―馬生の主要演目鼎談(雲助・馬生・石井徹也)
7 あの夜の料簡―立川談志インタヴュー
8 先代馬生の亡くなった日―昭和五十七年九月十三日の池袋演芸場
終わりに―十代目金原亭馬生自筆エッセイ・川柳
著者等紹介
石井徹也[イシイテツヤ]
1956年、東京都港区生まれ。放送作家。早稲田大学落語研究会在籍中から『落語界』『落語』などに落語家評を執筆。81年から放送作家となり、『笑っていいとも!』『知ってるつもり?!』『もっと過激にパラダイス』などの構成を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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