出版社内容情報
125代にわたる世界最古の王室、天皇家。御簾の奥で平穏に続いてきたように思われるが、実は権力闘争や政争、謀略など壮絶な人間ドラマが絶えなかった。暗殺、島流し、自殺、呪殺、憤死など非業の死を遂げた天皇は意外と多い。その中には「史上最恐の大魔王」と恐れられ崇徳天皇など「怨霊」になったと信じられた天皇が何人もいる。皇室、日本人はこれら怨霊を祀り鎮めて「神」にし、その霊力をこの世に活かそうと考えてきた。
ここに他国にはない、王家と国民の近しい関係、日本の国柄が見て取れる。明治天皇の玄孫である竹田氏が神話の時代から現代まで、崇徳天皇を中心に独特の視点で「天皇家の怨霊史」をひもとく。天皇は神にもなるが、怨霊にもなる!
《著者紹介》
◆竹田恒泰(たけだ・つねやす)昭和50(1975)年、旧皇族・竹田家に生まれる。 慶応義塾大学法学部法律学科卒。現在(財)ロングステイ財団専務理事、慶応義塾大学講師。 著書に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館、平成17年度山本七平章受賞)、 『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP)など。北白河宮、明治天皇の玄孫。
内容説明
「史上最恐の大魔王」と恐れられた天皇がいた。ゆえに歴代天皇は民を守るため、祈りをささげてきた。怨霊になった天皇4人、皇族7人…旧皇族が語る「天皇の怨霊史」。
目次
序章 蘇る崇徳天皇の怨霊
第1章 悲運の天皇
第2章 憤死と怨霊
第3章 怨霊渦巻く平安京
第4章 生きながら天狗になった崇徳天皇
第5章 天下滅亡の呪い
第6章 魔王が生む魔王
終章 天皇怨霊史、終着へ
著者等紹介
竹田恒泰[タケダツネヤス]
昭和50年旧皇族・竹田家に生まれる。明治天皇の玄孫にあたる。平成10年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。憲法学・史学の研究に従事。作家。慶應義塾大学法学研究科講師(憲法学)、「憲法特殊講議」(天皇と憲法)を担当。平成18年に『語られなかった皇族たちの真実』(小学館)で第15回山本七平賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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