日本的雇用慣行を打ち破れ―働き方改革の進め方

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532356323
  • NDC分類 366.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

解雇をめぐる規制、年齢の差別、労働時間規制や女性・外国人雇用をどう考えるべきか?誰にとっても働きやすい、自由で自立した働き方の仕組みとは? 少子高齢化、低成長、グローバル化時代の雇用の姿を提示する。

内容説明

派遣・契約労働はじめ、多様な働き方に対応できない日本の雇用問題の本質は、正規と非正規など労働者同士の利害対立=「労・労対立」だ。通説の誤りをただし、誰にとっても働きやすい仕組みへの改革を提示。

目次

第1章 日本の労働市場の何が問題か
第2章 効率的な労働時間規制へ
第3章 女性の管理職比率30%をどう実現するか
第4章 「年齢差別」からの解放
第5章 解雇ルールの明確化で「労・労対立」を防ぐ
第6章 不安定雇用を助長する労働者派遣法
第7章 労働契約法の正しい活用を
第8章 外国人労働者の活用
第9章 日本的雇用慣行の相互補完性:なぜ「岩盤規制」なのか
終章 人事部の改革はなぜ必要か

著者等紹介

八代尚宏[ヤシロナオヒロ]
国際基督教大学客員教授・昭和女子大学特命教授。1946年生まれ。68年国際基督教大学教養学部卒業。70年東京大学経済学部卒業、経済企画庁入庁。81年米国メリーランド大学Ph.D.取得。OECD経済統計局主任エコノミスト、上智大学教授、日本経済研究センター理事長、国際基督教大学教授などを経て現職。小泉内閣で規制改革会議委員を、第1次安倍内閣・福田内閣で経済財政諮問会議議員を務めた。主な著書に、『現代日本の病理解明』(日経経済図書文化賞受賞、東洋経済新報社、1980年)『日本的雇用慣行の経済学』(石橋湛山賞受賞、日本経済新聞社、1997年)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

63
「働きかたを変えよう!えいえいおー!」という抽象的な精神論ではありません。規格品を大量生産するための手段であった「長期雇用保障・年功賃金・企業別組合」の3点セットに狙いを絞って、テレビ・新聞では言いにくいことをバンバン言うてはります。公的年金の3号被保険者制度、所得税の配偶者控除、派遣社員の常用代替防止などなど。夏の季節になるとあちこちで「戦争特集」がはじまるけど、労働の世界はいまだに1940年の「国家総動員体制」なんやね。2015/08/02

pkuri

2
経済低成長時代に、いかに日本の成功体験雇用モデルから、新しい労働政策を示していくか、大変示唆に富む著書。 労使対立ではなく、各所に労・労対立があるとして、課題を浮き彫りにしてくれる。2015/12/02

もなか。

0
働き方改革を考えるための基本が載っていてよし。…ちょい文章が冗長なのが残念。2017/03/16

numainu

0
評価C2021/10/07

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