和を継ぐものたち

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093876773
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0095

内容説明

「生まれ変わってもまたこの仕事を選ぶ!」日本の伝統文化を担う22人の男たちの声。

目次

棋士・佐藤康光―取った駒が使えるということは「和」の思想そのものなんです
三味線奏者・上妻宏光―生まれ変わってもたぶん三味線を選ぶと思います
篠笛奏者・狩野泰一―笛はだれでも吹くことができる。でも、とてつもなく奥が深い
武田流弓馬道・金子小四郎家敏―美しいものはすばらしい。機能しているものには、美的な要素がある
和蝋燭職人・松井規有―和蝋燭の灯には不思議な力強さがある
薩摩琵琶奏者・友吉鶴心―日本の伝統文化に関するものは、すべてプロセスが大切
大藏流狂言師・大藏基誠―笑いは世界共通。この芸を次世代に伝えていきたい
喜多流能楽師・塩津圭介―能は人間の五感のすべて、さらには第六感に響くものがある
漆作家・須藤賢一―伝統技法を駆使して新しいものをつくる。それがこの仕事の魅力
釜師・大西清右衛門―釜は人と同じく老いて美しく味が出るかが問題
香道御家流宗家・三條西公彦―伝統の継承は形の継承ではない。それは心の継承なんです
落語家・柳家花緑―「落語はお客さんのもの」ということが、最近わかってきました
扇職人・荒井修―職人っていうのは客に育てられるものなんです
文楽人形遣い・吉田玉翔―古典芸能と言っても僕たちには現実そのものなんです
尺八奏者・藤原道山―型があるからこそ型破りができる。それがなければただのでたらめ
鵜匠・山下純司―鵜とのふれあいで見えてくる自然との共生を感じてほしい
刀匠・吉原義一―刀は何百年先も残る。だからこそ中途半端なものは世に出せない
尾陽木偶職人・玉屋庄兵衛―からくり人形の技は、技術立国日本の原点です
書道家・武田双雲―「静」と言われる書の世界ですが、じつは「動」なんです
纏職人・岡本忠雄―職人は、まずつくる。とにかく手を動かすんです
江戸筆職人・亀井正文―筆づくりでいちばん難しいのは、時代を守るということ
つまみ簪職人・石田毅司―ものをつくれば、そこには職人の心が現われます

著者等紹介

小松成美[コマツナルミ]
1962年神奈川県横浜市生まれ。会社員を経て、1989年より執筆活動に入る。人物ルポルタージュを中心に、スポーツ選手や歌舞伎役者を題材にしたノンフィクション作品、インタビューに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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読書国の仮住まい

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棋士 佐藤康光。 三味線奏者 上妻宏光。 篠笛奏者 狩野泰一。 武田流弓馬道 金子小四郎家敏。 和蝋燭職人 松井規有。 薩摩琵琶奏者 友吉鶴心。 大藏流狂言師 大藏基誠。 喜多流能楽師 塩津圭介。 漆作家 須藤賢一。 釜師 大西清右衛門。 香道御家流宗家 三条西公彦。 落語家 柳家家緑。 扇職人 荒井修。 文楽人形遣い 吉田玉翔。 尺八奏者 藤原道山。 鵜匠 山下純司。 刀匠 吉原義一。 尾陽木偶職人 玉屋庄兵衛。 書道家 武田双雲。 纏職人 岡本史雄。 江戸筆職人 亀井正文。 つまみ簪職人 石田穀司。2024/04/16

funkypunkyempty

1
★★★☆2025/05/10

じゃんけん

1
サクッと読めた。日頃あまり目にしない筆職人、蝋燭職人など取り上げられていたので面白かった。2014/09/29

MAGASUS藤丸

0
ポッドキャストで、彼女が野茂英雄、中田英寿やイチローなどに絶大なる信頼を得るスポーツインタヴュアーとの認識だった。相手の懐に踏み込む独特な手法を潔くも心地よいと思っていて本を手にしたが、やはり彼女の面目躍如といったところ。雑誌『和楽』の取材で日本の国を代表する職業の「誇り」を紹介している。棋士佐藤康光、三味線奏者上妻宏光、篠笛奏者狩野泰一、薩摩琵琶奏者友吉鶴心、大蔵流狂言師大蔵基誠、喜多流能楽師塩津圭介、香道御家流宗家三条西公彦、落語家柳家花緑、尾陽木偶職人玉屋庄兵衛、江戸筆職人亀井正文、誰もが魅力的だ!2011/02/19

Tomonori Yonezawa

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【自腹】本棚減量作戦で解体〜スキャンの合間に再読。購入動機は手に取ると違和感を感じるブックカバー。私は読んだことも見たこともない雑誌「和楽」に連載されたインタビューを加筆修正したもの。読んだ感想はもう一声。人数減らしてももう少し1人の内面を浮かび上がらせるようなものが欲しい。2006年初版、棋士佐藤康光が将棋の最善手をコンピューターが解明するのは生きている間は無理でしょうと語っている。そのほか、三味線上妻・和蝋燭松井・漆須藤・釜大西・扇荒井・刀匠吉原・書道武田・江戸筆亀井あたりを再読して修了。2018/08/19

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