親子再生―虐待を乗り越えるために

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093876308
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幼児虐待を克服した家族の軌跡と支援の実際

2005年児童虐待相談の第1窓口が各市区町村になりました。この結果、右往左往している相談員や、もしかして虐待?と悩む親のための、虐待親子の再生ドキュメンタリーが本書。涙なくしては読めぬ真実のドラマです。

内容説明

ネグレクト(育児放棄)、身体的虐待、被虐待児だった親ゆえに繰り返してしまう虐待…。一週間にひとりの子が虐待死する驚愕の事実!二千件の家族をこころで受け止めてきた家庭相談員と親たちの軌跡。

目次

はじめに 「ひとりじゃないよ」
第1章 ファースト・ノック
第2章 絆を取り戻すまで(アダルト・チルドレン(AC)
たたかない虐待
逆DV―妻の暴力に苦しんだ日々
片づけが苦手なお母さん
ネグレクト ほか)
第3章 こころでつながる―関係機関とのネットワーク(児童相談所との連携;重責を担う保健師;救急病院から始まる支援;親と子を支える保育園;地域の小児科医の役割 ほか)

著者等紹介

佐伯裕子[サエキユウコ]
社会福祉法人子どもの虐待防止センター評議員、子育て支援コーディネーター。1976年三鷹市役所入庁。公立保育園で20年間保育士を務めた後、97年より同市子ども家庭支援センター「すくすくひろば」に相談員として勤務。02年に「のびのびひろば」へ。地域における子育て支援、児童虐待防止についての研修や講演も多い。共著に『三鷹市の子ども家庭支援ネットワーク』(ミネルヴァ書房)がある。05年度より同市北野ハピネスセンター園長

島沢優子[シマザワユウコ]
ノンフィクションライター。女性の就労や保育・教育をフィールドワークとし、精力的な執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mikan

1
三鷹市子ども家庭支援センターの相談員だった佐伯さんのソーシャルワークの記録。まだ子家センが出来たばかりの話。やはり訪問して諦めずに関係を作って支援していくこういうワーカーに憧れます。元保育士で人柄もあってか、人の心に入り込める人なのだろうと思いました。進路悩むなあ。驚いたのは皆さんトラブルを避けるために個人的に保険に入っているらしい。関係機関は、児童相談所、保健所、病院といろいろあるが、案外グレーの家庭の支援は、保育所や学童保育がメインなのではないかと少し感じました。2019/06/06

のんすけ

1
児童虐待から立ち直ったケースの話が多く、読みやすかった。また連携機関の話も多く、ネットワークの大切さもわかる本。常に寄り添いながら支援する難しさもわかる。また悩んだ時に読み返したくなる本。2013/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/184450
  • ご注意事項