出版社内容情報
壮絶472日!臍帯血移植、初の闘病生還記
大手広告会社、四十三歳の営業部長に告げられた白血病宣告。絶望と死の恐怖が襲う中、身重の妻との二人三脚で、病院を代え、治療法を調べ、臍帯血移植に踏みきり―わが子とドナー、二人の天使に生命の息吹を吹き込まれ生還した、感動の同移植初の闘病記。
白血病からの生還、臍帯血移植闘病記
内容説明
化学療法を続けるか、骨髄移植をするか。「いのちの選択」に悩むなかで知った、第三の治療法「臍帯血移植」。そして僕は、名も知らぬ赤ちゃんからいのちを分けてもらった!いま注目されている新たな治療法「臍帯血移植」初の闘病記。白血病と闘った大手広告会社営業部長、472日間のドキュメント。
目次
第1章 宣告
第2章 寛解導入療法
第3章 地固め療法
第4章 セカンド・オピニオン
第5章 再発
第6章 いのちの選択
第7章 臍帯血移植
第8章 緊急手術
著者等紹介
吉田寿哉[ヨシダトシヤ]
1961年、福岡県北九州市生まれ。一橋大学商学部卒業後、84年に大手広告会社入社。89年、アメリカ留学し、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード)にてMBA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆうゆう
7
治る病気になったとはいえ、大変な病気には代わりないなぁ。希望、気力を保っていられないと、くじけてしまいそうな治療だなぁ。臍帯血移植がどのようなものなのかが分かった。2020/07/03
ひるあんどん
1
治る病気になったイメージのある白血病ですが、実際には亡くなる人もいるし、移植をしたからもう平気!ということもなく。臍帯血移植は近年聞くようになりましたね。ドナーが見つかればもうOKと思いがちですが、その後も大変なんですね。少し調べたら著者は現在もご活躍の様ですね。まだ同じ会社にいるようなので、社内に向けて命の大切さの講演をしていただきたい。著者の闘病生活を応援した会社が、十数年後には女子社員を自殺に追い込んで会社ぐるみで隠蔽するような会社になってしまったんですから。2020/08/29
ミナコ@灯れ松明の火
1
メメント・モリ2008/09/23
miaka
0
白血病を罹患した著者がまだ一般的じゃない臍帯血移植を受けて復職するまでのエッセイ。 この著者に対して、会社(広告代理店)はずいぶん優しく、最大限に制度を活用して復職に導いてくれたみたいですね。 この話だけ見るといい会社なんだけど、近年では新卒女子社員を自殺に追い込むような過重労働させるし、請求明細を出すように言ったら『見積りで代用できないんですか?』ってアホなこという営業がいるし(仕事で関わったことある)。 この人が病気だった時より会社としての質が落ちたんですかね。2020/08/30