出版社内容情報
空海の足跡を、残された言葉とゆかりの風景写真で綴る写文集。高野山に生まれ育った永坂嘉光の詩情豊かな写真と、密教学の第一人者頼富本宏のわかりやすい解説によって、人間空海のイメージが現代に鮮やかに甦る。
弘法大師空海が入唐してから1200年。日本史上でも巨大な存在としてそびえ立つ空海に対する関心も一層高まっています。本書は、時空を超えて語りかける空海の言葉に耳を傾け、その生涯の舞台をカメラで追う写文集。高野山を始め仏教の世界を写し出してきた写真家・永坂嘉光が、四国、中国の古寺、高野山と空海ゆかりの地を巡った作品63点。密教研究の第一人者・頼富本宏が、生涯を通じて残した空海の言葉40を軸にわかりやすく解説を書き下ろしました。現代に生きる私たちに、人間空海が新たな魅力をもって鮮やかに甦る1冊です。
内容説明
時空を超えて語りかける空海の言葉に耳を傾け、その生涯の舞台をカメラで追う。中国新規取材を含む写真63点に空海の言葉40を収載。
目次
空海の言葉と解説(空海の故郷;空海の出発点『聾瞽指帰』;絶望から始まる;求聞持法の練行;山中の聖地・高野山 ほか)
空海の足跡と写真解説(屏風ケ浦暮色(弘法大師生誕地)
善通寺五重塔
善通寺境内の千年楠
太龍寺登山道
大滝岳舎心修行場 ほか)
著者等紹介
頼富本宏[ヨリトミモトヒロ]
1945年、香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科(仏教学)博士課程修了。文学博士。密教学専攻。種智院大学学長。真言宗実相寺(神戸市)住職。インド、チベット、中国の密教遺跡調査に成果をあげる。空海の思想と行動を、現代的な視点から捉えなおしている
永坂嘉光[ナガサカヨシミツ]
1948年、和歌山県高野山生まれ。大阪芸術大学卒。大阪芸術大学助教授。1970年頃から三十年にわたり高野山を撮影。密教の源流を探ってインド、中国、ブータンなどアジア各国を取材
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