出版社内容情報
東京近郊の老人病院・痴呆病棟を舞台に、理想的な医療を目指す院長や看護部長と個性豊な患者たちが繰り広げるユーモアとペーソス溢れる物語。医療小説の第一人者・江川晴だから描ける高齢化社会への応援歌。
医療小説の第一人者・江川晴が綿密な取材をもとに書き下ろした渾身の力作。 ときどき痴呆の出る元眼科医の湯浅マキ(76歳)が、開業医である息子夫婦にドライブに誘われ、ウキウキ出かけた先は、なんと痴呆病棟だった……。何度も病院からの脱出を企てるが、看護師に見破られる。ときどきふつうの状態に戻るのを幸いに、看護師や入院患者たちの日々を観察し始める。彼女の目を通して、老人介護の果ての妻殺しで服役した不幸な老人、入院患者同士の結婚、毎朝行進する男性達などさまざまな生き様が活写される。高齢化社会を迎え、痴呆患者を抱える家族への応援歌。
内容説明
理想的な医療を目指す院長や看護部長と個性豊かな患者たちが繰り広げるユーモアとペーソス溢れる物語―。ときどき痴呆の出る元眼科医の湯浅マキ(76歳)が息子夫婦にドライブに誘われ、ウキウキ出かけてみたら、連れていかれたのは老人病院の痴呆病棟。何度も病院からの脱出を企てるが、看護師に見破られる。ときどきふつうの状態に戻るのを幸いに、看護師や入院患者たちの日々を観察し始めた彼女の目を通して痴呆病棟の内情が描かれる。
著者等紹介
江川晴[エガワハル]
1924年東京生まれ。45年慶応大学附属看護婦養成所卒業。慶応大学病院勤務を経て83年まで日本軽金属本社診療室勤務。80年『小児病棟』で第1回読売「女性ヒューマンドキュメンタリー」大賞優秀賞受賞
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