プロジェクト・ホテル―奇蹟の再生に賭けた男が創るこだわりのリゾートホテル

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 13X19cm
  • 商品コード 9784093873840
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0034

出版社内容情報

拓殖銀行破綻のあおりを受けて閉鎖されたリゾートホテルが、4年余を経て、2002年6月に再生する。本書は、ホテル運営会社社長の著書が、離散と出会いを繰り返しながら不況下で再生の道を歩む人間ドラマである。

 著者の窪山氏は、日本ではめずらしい“ホテル運営会社”の社長で、ホテルオーナーから運営を受託し、自社のブランド、社員を使ってホテルを運営している。窪山氏は、ハウステンボス内の5つのホテルを運営する会社の社長を辞めて、’97年に北海道洞爺湖畔にあるホテルの運営をまかされた。素晴らしい立地条件のリゾートホテルだった。だが、’98年3月、北海道拓殖銀行破綻のあおりを受けて閉鎖に追い込まれてしまう。そして、苦闘の4年余を経て、この2002年6月に新しいホテルとして生まれ変わることになった。 本書は、道内の経済停滞、有珠山噴火による観光不況という逆境下で、離散と出会いを繰り返しながら再生の道を歩む人間ドラマである。

内容説明

バブル崩壊からついに甦った男。拓銀破錠の影響で閉鎖されたホテルが、4年余の歳月をかけて再出発をはたすまで―。

目次

第1章 空白の九百八十六日(再び洞爺の丘に立つ;洞爺とのかかわり ほか)
第2章 人生を決めた出会い(ホテルマンの喜び;アメリカへの出発 ほか)
第3章 企業を活性化させる人間戦略(ホテルは人に始まり人で完成する;ブランド構築のためのアプローチ ほか)
第4章 再生への闘い!(洞爺再開への執念;C3I(シーキューブアイ)の発想 ほか)
第5章 理想のホテルを目指して(高級ホテルのこだわり;「静」のホテル・「動」のホテル ほか)

著者等紹介

窪山哲雄[クボヤマテツオ]
1948年福岡県生まれ。71年、慶応大学卒業。75年、コーネル大学ホテル学部を卒業後、ニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテル、東京のホテルニューオータニなどを経て、長崎のハウステンボス内にあるNHVホテルズインターナショナル(現ハウステンボスホテル事業部)代表取締役。97年より株式会社ザ・ウインザー・ホテルズインターナショナル社長。コミックとテレビドラマで人気の『ホテル』に資料・アイデア提供をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yutaro sata

29
良いホテルを作るという理想と、ブランド的なものを着実に獲得していくしたたかさみたいなものが、良い塩梅で配分されているように感じた。 顧客だけではなく、従業員も含め、人間を大事にするという思考が底の方に流れ続けていて、とても信頼できる。 人間生活の全てに必然的に気を配る必要のある、ホテルマンという職業にも魅力を覚える。 ホテルマンをしていると、読書をしていて、ホテルに結び付けて考えられない本というのがほとんど存在しないという話も面白い。2024/04/29

かおり

23
ホテルの経営について知りたくて読みましたが、結局、最後はやっぱり「人」が重要なんだな、と。プロがいるところは安心して利用出来ます😌2020/11/03

anarchy_in_oita

3
著者のプライドが伝わってくる。著者も自覚している通り、本書で開陳されるのはゴリゴリに体育会系の人間のものの考え方である。個人的には納得はできるが賛同はしないし実践する気もないという感じである。しかし、著者の熱意と行動力は大変勉強になった。ビジネスの世界で成功するのは自らの理念のためにガツガツ動ける人であり、最後までこだわり抜ける人なのだ。どれだけ本を読んで、観念上の無謬を誇ったところで、正直こんな人たちに勝てる気がしない。どうやったらここまで熱くなれるのだろう。また、自分にそういう駆動力はあるのだろうか。2020/10/10

kobaton

0
プライド!苦しい経営環境、厳しい資金繰り。苦境を乗り越えるのは、人としての存在意義、職業人としてのプライドをしっかりと意識しているからなんだ...リゾートホテルの在り様にこだわり、それを実現するためのノウハウを磨き、全身全霊で取り組む意欲はすべて、「これしかない、これをやり抜く」という決意と熱意と自信から来ている...反面、これはこの方の考え方・やり方、一つの方法論であるということも認識すべきだろうな。2017/01/04

ながつき ゆう

0
人生のすべてがホテル漬けの男の物語。以前帝国ホテルのホテルマンの本を読んでも思いましたが、ホテルマンは「おもてなしのスペシャリスト」であることがヒシヒシと伝わってきます。礼に始まり礼に終わる、そんな美を感じます。2013/03/14

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