出版社内容情報
拓殖銀行破綻のあおりを受けて閉鎖されたリゾートホテルが、4年余を経て、2002年6月に再生する。本書は、ホテル運営会社社長の著書が、離散と出会いを繰り返しながら不況下で再生の道を歩む人間ドラマである。
著者の窪山氏は、日本ではめずらしい“ホテル運営会社”の社長で、ホテルオーナーから運営を受託し、自社のブランド、社員を使ってホテルを運営している。窪山氏は、ハウステンボス内の5つのホテルを運営する会社の社長を辞めて、’97年に北海道洞爺湖畔にあるホテルの運営をまかされた。素晴らしい立地条件のリゾートホテルだった。だが、’98年3月、北海道拓殖銀行破綻のあおりを受けて閉鎖に追い込まれてしまう。そして、苦闘の4年余を経て、この2002年6月に新しいホテルとして生まれ変わることになった。 本書は、道内の経済停滞、有珠山噴火による観光不況という逆境下で、離散と出会いを繰り返しながら再生の道を歩む人間ドラマである。
内容説明
バブル崩壊からついに甦った男。拓銀破錠の影響で閉鎖されたホテルが、4年余の歳月をかけて再出発をはたすまで―。
目次
第1章 空白の九百八十六日(再び洞爺の丘に立つ;洞爺とのかかわり ほか)
第2章 人生を決めた出会い(ホテルマンの喜び;アメリカへの出発 ほか)
第3章 企業を活性化させる人間戦略(ホテルは人に始まり人で完成する;ブランド構築のためのアプローチ ほか)
第4章 再生への闘い!(洞爺再開への執念;C3I(シーキューブアイ)の発想 ほか)
第5章 理想のホテルを目指して(高級ホテルのこだわり;「静」のホテル・「動」のホテル ほか)
著者等紹介
窪山哲雄[クボヤマテツオ]
1948年福岡県生まれ。71年、慶応大学卒業。75年、コーネル大学ホテル学部を卒業後、ニューヨークのウォルドルフ・アストリアホテル、東京のホテルニューオータニなどを経て、長崎のハウステンボス内にあるNHVホテルズインターナショナル(現ハウステンボスホテル事業部)代表取締役。97年より株式会社ザ・ウインザー・ホテルズインターナショナル社長。コミックとテレビドラマで人気の『ホテル』に資料・アイデア提供をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yutaro sata
かおり
anarchy_in_oita
kobaton
ながつき ゆう