未熟の獣

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093873819
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

著者は、’89年『ワイングラスは殺意に満ちて』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。その後、密室殺人、心理サスペンスと一作ごとに趣向を変えて作品を発表、本作品では幼女連続殺人事件に挑む。

 著者・黒崎緑氏は、同志社大学在学中推理小説研究会に属し、1989年31歳の時『ワイングラスは殺意に満ちて』で第7回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し作家デビューしました。女性ソムリエが探偵役の全編ワインの香り漂うような小粋な作品です。第2作の『聖なる死の塔』はガラリと趣向を変えたミッションスクールを舞台にした密室殺人事件、第3作の『闇の繰人形(ギニョール)』は心理サスペンスです。このように一作ごとに趣向を凝らした黒崎ミステリーが幼女連続殺人に挑んだのが本書です。

内容説明

読めない名前の子どもたちが殺される!?被害者の名前は「五百旗」に「計徳」。掌には謎のメッセージ「1+1=」。深夜の公園で彼女は何をしていたのか?隣りのオタクに気をつけろ!手首を斬り落としたのはなぜ?食べてはいけない!謎また謎。ツイストに継ぐツイスト。スピーディで華麗な展開。どんでん返しの連鎖反応があなたをつかんで離さない!9年の沈黙を破って黒崎緑が秘術をつくす待望の長編ミステリ。

著者等紹介

黒崎緑[クロサキミドリ]
1958年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部卒。在学中は同志社大学推理小説研究会に所属。1989年『ワイングラスは殺意に満ちて』で第7回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

23
『しゃべくり探偵』シリーズ以外読んだことが無かったシリアスver.の黒崎緑さん。恋愛小説家の主人公、その恋人の若くハンサムな編集者、公園デビューに思いつめる母親、主人公の同級生で二児の母、主人公の隣に住むやり手のオタク社長と、内気なその弟、オタク社長の会社主催のコンテストでデビューした美少女タレント、そのマネージャー、その母親。公園で見つかった少女の死体を発見したのは、思いつめた母親と主人公の恋人。そして、また一人少女が誘拐される……。ラスト(少女タレントのと、主人公のと)が怖い。2015/08/07

UPMR

2
ひねりがありそうで全然なかった。展開的にはどんでん返しと言えるのかもしれないけど、結局一度は疑った仮説がディテールを変えて再構成されるだけだから意外性はゼロ。推理にも大した加点要素はなく、ミステリとして作者がどこで勝負をかけようとしたのか今ひとつ真意をうかがいかねる。まあ、のどかな日常に潜むサイコホラーとして読めばいいのかな。隣人や恋人が異常者かもしれないという恐怖に対するオチとしては豪快な真相と言えるし。そのわりに主人公らの身の回りで具体的な危機感を覚える瞬間はほぼないのでやっぱり物足りなさはあるが。2024/06/11

魔王

1
久々の黒崎緑。後から考えると伏線だったのねと思うところがいくつかあるが、なんといっても読後感が悪い。というか、少し不気味…2015/04/13

kanamori

0
☆☆★2012/10/12

ケロたん

0
途中までは、良かったんだけど。ラストはもうちょいヒネリが欲しかった。 で、公園デビューは大変なんですね。2014/05/16

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