出版社内容情報
100年前に書かれた新渡戸稲造の『武士道』には、現代の日本人が忘れてしまった普遍的思想が貫かれている。その深遠な日本精神を、戦前日本の教養教育を受けて育った台湾の哲人政治家が、古今東西の哲学知識を総動員して解説。
100年前に書かれた新渡戸稲造の『武士道』には、現代の日本人が忘れてしまった普遍的思想が貫かれている。その深遠な日本精神を、戦前日本の教養教育を受けて育った台湾の哲人政治家が、古今東西の哲学知識を総動員して解説した。ノーブレス・オブリージュ?高貴な身分の者に課せられた義務。著者は「武士道」の本質をそこに見出す。本書に対して、阿川弘之氏(作家)、石原慎太郎氏(作家・都知事)、櫻井よしこ氏(ジャーナリスト)、小林よしのり氏(漫画家)、金美齢氏(台湾総統府国策顧問)、深田祐介氏(作家)ほか、数多くの識者が絶賛し推薦。混迷する日本の政界、財界の指導者たちに読ませたい、そして若い世代に読み継がせたい至言の宝庫が、ここに誕生!
目次
第1部 日本的教育と私(世界に目を開いてくれた先哲の教え;新渡戸稲造との出会い;新渡戸稲造、国際人への旅立ち)
第2部 『武士道』を読む(道徳体系としての武士道;武士道の淵源;義;勇・敢為堅忍の精神;仁・惻隠の心 ほか)
著者等紹介
李登輝[リーテンホイ]
1923年1月15日、日本統治下の台湾・台北県に生まれる。旧制台北高等学校卒業後、44年に陸軍に志願入隊。46年に中退して台湾大学に編入し、48年に卒業。同年から52年まで台湾大学講師。52~56年台湾省農林庁技正兼経済分析係長。この間アメリカに留学。58年より台湾大学非常勤教授。再びアメリカに留学し、68年にコーネル大学大学院農業経済学博士課程修了。71年国民党に入党。72年行政院政務委員(無任所相)として入閣。78~81年台北市長、79年国民党中央常務委員、81年台湾省政府主席などを歴任。84年副総統に指名。88年1月蒋経国の死去にともない総統に昇格。台湾人として初めて総統になる。96年3月台湾初の総統直接選挙に当選し5月就任。2000年3月総統選で国民党の連戦候補が民進党の陳水扁候補に大敗した責任を取り、国民党主席を辞任。同年5月総統を退任。2001年8月新党・台湾団結連盟(台連)を発足。2001年4月心臓病治療のため来日。現在、シンクタンク「台湾綜合研究院」名誉会長
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