子育てはゴリラの森で

子育てはゴリラの森で

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093872683
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

6歳の娘を連れて、アフリカのジャングルでゴリラの孤児を森に返すプロジェクトに参加。しかし、内戦勃発でゴリラと娘と着の身着のまま決死の脱出。離婚、マラリア、戦争なんのその。夢を追い求め、国境を越えて活躍する女性サル学者の、豪快アフリカ格闘記。

 サル学者を目指した京大大学院時代に結婚、娘・早菜(さな)ちゃんを出産。研究室で授乳をしながら勉強を続け、屋久島のサルのフィールドワークにも新生児の早菜ちゃんを連れていく。 離婚後の1992年、6歳になった早菜ちゃんを連れて、幼少の頃からの夢の地であったアフリカのザイール(現コンゴ民主共和国)へ。ジャングルのゴリラの孤児たちを森に帰すプロジェクトに参加。ゴリラの赤ん坊との格闘の日々が始まる。「母ちゃん、本モンのゴリラや!」と大自然のなかで奔放に育つ早菜ちゃん。 しかし、プロジェクトが軌道にのりかけた97年、内戦が勃発。飛び交う銃弾とレイプの恐怖のなかを、ゴリラの赤ん坊と早菜ちゃんとともに決死の脱出を遂げた。 サル学者として、女性として、母として自分の夢を追い求め、国境を越えて活躍する岡安氏のアフリカ生活5年間の記録。

内容説明

6歳の娘・早菜ちゃんを連れて、幼少の頃からの夢の地アフリカへ。ジャングルのゴリラの孤児を森に返すプロジェクトに参加。あかんぼうゴリラとの格闘の日々。大自然のなかで奔放に育つ早菜ちゃん。5年後、プロジェクトが軌道にのりかけた矢先に、内戦が勃発。飛び交う銃弾とレイプの恐怖のなか、あかんぼうゴリラと早菜ちゃんとともに決死の脱出を遂げる。離婚、マラリア、戦争なんのその。夢を追い求め、国境を越えて活躍するママさん学者の豪快アフリカ体験記。

目次

プロローグ 決死の脱出
第1章 憧れの地、アフリカへ
第2章 かあちゃん、ゴリラ?これ、本モン?
第3章 四畳半一間から80坪の邸宅へ
第4章 肉体派から知性派まで、ゴリラもいろいろ
第5章 パニック
第6章 そして、“難民”生活
エピローグ 早菜に会いたい!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mio Hasegawa

1
子育てしながら、コンゴの森で密猟により孤児になったゴリラの保護活動をした著者の回想記。目の前で親を殺されたゴリラたちを癒し、森に戻れるよう育てるのは、心と体をフルに使う日々。そんな中アフリカの大らかな人々に見守られながら成長する娘さんの人間力ったら!内戦の勃発によりゴリラたちを連れて戦闘機で脱出するくだりは圧巻。ヨーロッパ列強が勝手に国境線を引き、米ソの対立に翻弄された結果の内戦だ。銃声におびえるゴリラの姿に胸が痛んだが、全体的には明るい読後感で、動物好きや異文化に興味がある人、子育て中の方におすすすめ。2015/12/10

SatoshiK

0
コンゴで肉親と離れてしまった赤ちゃんゴリラの孤児院で働き始めた,新米博士研究者で新米ママのお話.ゴリラのかわいらしさや大変さ,娘さんの天真爛漫さ,そして紛争の悲惨さが手に取るようにわかります. 破天荒だけど,娘思いのすごいかーちゃん,こんな人のもとで育ってみたかったかもなんて.いやー世の中にはこんな面白い人生を送る人がいるんだなーと思います.娘さんは今どんなふうになってるのかな?2016/01/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/255510
  • ご注意事項