出版社内容情報
少女が殺された。犯人はサンタクロース!?
由子という少女がサンタに殺され、息子の幸男が警察にマークされていると、隣人の川添千恵がクロロック家に相談に来た。エリカとクロロックは事件解決に、のりだして──!? (解説/千街晶之)
内容説明
神代エリカは、「正統な」吸血鬼の父を持つ女子大生。クリスマス間近のある日、由子という少女がサンタに殺され、息子の幸男が警察にマークされている、と川添千恵がクロロック家に相談に来た。幸男は半年前まで由子と交際があり、サンタの衣装でバイトをしていたという。エリカとクロロックは早速、事件解決に乗り出すけれど!?表題作のほか、『吸血鬼と雪男』を収録。大好評シリーズ第5弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋高等学校卒業。76年、サラリーマン生活のなかで執筆した「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞、ミステリー界に新風を吹き込む。以後、幅広い分野の小説を発表、ベストセラー膨大。2005年度日本ミステリー文学大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
25
今回は中篇2話となっており、時期的にも雪やサンタクロースといったテーマがなっていたので、ぴったりだった。 いつものようにくるかと思ったが、涼子のやきもちぶりは、そこまで見られず。 むしろ、エリカに優しかったように思えた。クロロックは、相変わらずドタバタしており、あまりダンディさが描かれているようには思えなかった。 エリカの友達である、みどりと千代子も大活躍。 犯人はだいたい想像できたが、昔に書かれている内容ということもあり、トリックなどにも、昔ながらの古さを感じた。2023/11/23
coco夏ko10角
17
「吸血鬼は良き隣人」誰が誰を殺したのか?吸血鬼シリーズで今のところ一番ミステリ度が高い作品のような気がする。「吸血鬼と雪男」雪男が実在してるかもしれない!?他の作品だったら別だけど、このシリーズだと吸血鬼が存在してる世界だから、まずそこを疑って読み進めていく。220Pではエリカ同様「何ですって?」でした。2013/11/28
糸巻
16
シリーズ第5弾は中編2話収録。中編とはいえユーモラスな会話が多いので短編以上にさらっと読めるお馴染みのこのシリーズ。エリカの住むマンションの隣人が殺人事件に関わる表題作はよく理解出来ないまま読了。スキー場で雪男が!?の『吸血鬼と雪男』は吸血鬼がいるんだもの…そりゃ雪男だっていますわ…。虎ちゃんの成長を見守りたいけど、そろそろこのシリーズはこの辺で卒業しよう。2018/04/23
鍵ちゃん
9
神代エリカは「正統な亅吸血鬼の父を持つ女子大生。クリスマス間近のある日、由子という少女がサンタに殺され、息子の幸男が警察にマークされていると川添千恵がクロロック家に相談に来た。幸男は半年前まで由子と交際があり、サンタの衣装でバイトしていたという。エリカとクロロックは早速、事件解決に乗り出すけど!?2020/07/15
はなん
9
ストレスからの本屋さん衝動買い6冊の中の一冊…(^^;)相変わらず軽い。軽すぎるくらい軽い・・・・・。人がコロっと死んでしまうとこなんて吸血鬼目線だと判ってるけど抵抗あるし…。でもヘロヘロだった頭には丁度いいあっさり感だったかも。中編が2編で1冊って感じでございました。2011/07/26