カラカウア王のニッポン仰天旅行記

カラカウア王のニッポン仰天旅行記

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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784093871167
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ときは1881年、国王として初の世界周遊に出たハワイの王様・カラカウア一世の日本見聞録。明治天皇への秘密提案など、興味津々の内容をカラー図版や当時の資料を満載して紹介。

●目次● まえがき 第1章 カラカウア王、世界一周の旅に出る 第2章 サンフランシスコでの歓迎 第3章 いよいよニッポンへ 第4章 ニッポンでの歓待 第5章 カラカウア王、天皇と会見する 第6章 ニッポンとの重要な外交問題 第7章 ニッポンでの日々 第8章 カラカウア王の秘密提案 第9章 宴会とゲイシャガール 第10章 トウキョウを離れる 第11章 シャンハイ・ティエンチンを訪問する 第12章 中国文明の特色について 第13章 ホンコンでの日々 第14章 ホンコンからシャムへ 第15章 シャム王家との交流 第16章 シンガポール・ジョホールでの歓迎ぶり 第17章以降のあらまし 巻末資料 外務省の資料 日記・手紙類 新聞記事 年表 系図 索引           

内容説明

珍談・奇談の宝庫。明治外交史の知られざるエピソードも…。1881年(明治14)に世界周航したカラカウア王の随行記の中から、日本・極東の部分を抜粋。明治天皇との会見や外交交渉、失敗珍談の数々、東洋と西洋の文明や政治についての議論など、おもしろさは天下一品。当時の写真や絵画などの図版や天皇の手紙などの貴重な資料も満載。

目次

カラカウア王、世界一周の旅に出る
サンフランシスコでの歓仰
いよいよニッポンへ
ニッポンでの歓待
カラカウア王、天皇と会見する
ニッポンとの重要な外交問題
ニッポンでの日々
カラカウア王の秘密提案
宴会とゲイシャガール
トウキョウを離れる〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トムトム

15
1881年、お忍びで世界一周をしたハワイのカラカウア王。忍びきれずに各地で珍道中。日本では予想外の歓待を受け、大喜び!おつきの人は白人さん。アメリカのキリスト教はおかしいとその白人さんが書いていて、ちょっとビックリ。当時の日本人が「人間は神が作った泥人形というのよりは、天皇及び国民は神の直系の子孫とする方が良い、信じられる」と発言。さすが荒俣さん!変な本を見つけてきます。2020/03/25

hitsuji023

3
ハワイの王様、カラカウア王の世界旅行記。主にアジアを中心に記載されています。取り立てて重苦しい雰囲気もなく、各地で晩餐会などを楽しむ様子が伺えます。2014/11/18

100名山

2
やっかいな神、クックを撲殺し、その死体を食べた現場を目撃していたかもしれないハワイ諸島を統一したカメハメハから7代目に当たるカラカウア王が、世界一周に際し、アメリカに帰国していたアメリカ人同級生を国務大臣に仕立て随行させた。 その国務大臣アームストロングがカラカウア王が亡くなるのを持って出版した旅行記です。 本書はハワイ出発から日本、中国、香港、シンガポールまでが全訳で、 それ以降は抄訳です。 荒俣氏の意向で図鑑のように図版が多いので文庫版より単行本の方が楽しめると思います。2014/03/29

小林ミノリ

2
明治14年世界周遊の旅に出たハワイの王カラカウアの旅行記、そのさい立ち寄った日本に関する記述を抜粋、ハワイ王家と明治天皇の仰天の交流とは、貴重な図版や写真多数、あまり知られていないけど日本の外交秘話であります。

ぴよ

1
荒俣宏解説。1881年、ハワイのカラカウア王のおしのび世界一周記。王は当時40代前半。随員は3名。その1人、米人で学友でもある大臣による記録を、編集してある。まず横浜の伊勢山の迎賓館に泊まったとか、王がハワイと日本の縁組みを考えていたとか、明治天皇皇后との謁見の際の通訳は井上馨の娘だったとか、具体的な!が満載。執筆者A氏は、日本をはじめ異文化を比較的平明な目で見ている。王に対しても親愛の情がある。が、リスペクトは感じられない。すでにハワイはアメリカに牛耳られていたのだ。恐るべし宣教師。2020/08/21

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