あなたに心はありますか?

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  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093866941
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

AIに心は宿るか。慟哭の社会派ミステリー

東央大工学部特任教授・胡桃沢宙太は、交通事故で家族を失い、自身も半身に瑕疵を負って車椅子生活を余儀なくされている。
彼はAIロボットに心を持たせるべく、盟友の二ツ木教授と産学官共同の巨大研究開発プロジェクトを立ち上げ、世間の耳目を集めていた。
しかし、キックオフイベントとなる講演会でパネリストとして登壇した教授の一人が壇上で倒れ、帰らぬ人となってしまう。
その後、胡桃沢を含む他の三人の教授たちにも殺害予告が届く。標的にされた胡桃沢たちは、AIの軍事利用に激しく異を唱えていた。

内容説明

その日、AI研究に携わる四人の教授が、シンポジウムのため壇上に上がった。会の終盤。一人の教授が壇上で倒れた。そのまま帰らぬ人となった。やがて届いた連続殺人を告げるメール。だが、それはほんの端緒に過ぎなかった。デビュー作「だから殺せなかった」著者が放つ慟哭の社会派ミステリー。

著者等紹介

一本木透[イッポンギトオル]
1961年、東京都生まれ。早稲田大学卒。元朝日新聞記者。17年、『だから殺せなかった』で第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しデビュー。同作はWOWOWで連続ドラマ化される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

175
心ってなんだろうね・・人って自分勝手で他人を陥れたりして忌むべき存在でもある。情けなかったり、でも優しかったりもして嫌いになれない。喜怒哀楽を持って自分と同じ人間はいない。未だにその全貌は掴めないよね。気になる一本木さんの新作はAIと心についてのミステリー。私にはこの設定がついていけない。ちょっと酷すぎるよ、みんな。複雑な読後感。単純な私は胡桃沢が愛おしい。心と書いて自己犠牲と読んだ。2023/10/21

hiace9000

134
AIに「心」を持たせ得るかー。東央大学胡桃沢特任教授が統括する、産官学を巻き込んだ50億円規模の「KCプロジェクト」。やがてそれは、AIの軍事利用を目論む政府側の陰謀に巻き込まれて…と、ここまでは一般的"あるある路線"…ここからが本作の醍醐味となる社会派SFミステリー。「心」の定義とは何か、それを改めて思う。『ゴリラ裁判の日』でも言語を獲得した動物に生まれる感情と思考と人権について考えさせられたが、それならばAIにも同様のことが言えまいか。AIを考えることは即ち人間のあり方とはを問うことと同義なのだろう。2023/12/20

しんたろー

127
期待していた一本木さんの2作目…「AIロボットに心を宿らせることはできるか?」というテーマで開発中の胡桃沢教授を中心に展開するSFミステリ…「心とは何か?」という古臭くもある命題を近未来のテクノロジーを絡めて描いているので新鮮に感じつつ「人間性」について改めて考えながら読んだ。胡桃沢の行動&思考に「綺麗ごと過ぎないか?」と感じつつも、尊敬の念も抱いた。衝撃の第6章で「そうきたかー!」と驚きつつ、切ない想いに胸を打たれた。ミステリとしては『だから殺せなかった』のワクワク感はなかったが、素晴らしい2作目👍 2024/05/09

hirokun

119
星5 本当に良い作品だった。この作品のテーマが二つあるとすると、一つは、人を人たらしめる所以がもし感情、心だとするならば心とは何か?もう一つが、現在の戦争にも表れている、戦争のゲーム化、AI兵器の発達が、戦争を人間の実感なきものにしようとしていることか?この二つのテーマについて、私に深く考える機会を提供してくれたことに感謝したいし、また、時代にもフィットしたテーマであると思う。この作家の作品を読むのは2冊目だと思うが、今後の活躍に期待したい。2023/10/30

ウッディ

118
AI研究の第一人者である胡桃沢特任教授は、交通事故で妻と息子を失い、自身も車椅子生活となりながらも、人の心を持ったロボット開発に邁進するが、自身の講演会でロボットの軍事利用反対の立場を表明したことから、巨大な組織から命を狙われることになる。教授室の窓からの美しい風景を描いた冒頭のシーンからすっかり騙され、そのカラクリを知った時、読者は心を持つロボットが存在することに何の疑いも持たなくなっているとても上手い構成でした。友情と愛憎を描いた夏目漱石の「心」もアクセントになり、見事な伏線回収でとっても面白かった。2024/05/02

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