内容説明
陸軍エリートはこうして養成された!実際に陸大の教育を受け、戦争指導の中枢で活躍した幕僚が、大局的見地から分析し、陸大の教育の功罪を明らかにする。昭和期の戦略・戦術講義の場面と、明治期の陸大の再審試験の様子を実写。教官と学生・受験生の白熱した討論は圧巻。
目次
第1部 陸軍大学校の教育(教育概観;戦争論と戦争指導論;戦史教育―初期近代戦としての第一次世界大戦 ほか)
第2部 基本戦略と戦術討論(昭和期陸大の戦略・戦術討論;明治期陸大の基本戦術討論(著者評価付)―陸大再審試験の実態)
第3部 将来戦について(将来戦とは;将来戦における戦争指導;中立論)
著者等紹介
高山信武[タカヤマシノブ]
明治39年生まれ。昭和10年陸軍大学校卒業、横須賀重砲兵連隊中隊長、2・26事件東京軍法会議判士、参謀本部部員、大本営参謀などを経て、戦後は第一復員省総務課長、統合幕僚会議事務局長、自衛隊北部方面総監を歴任。昭和39年退職。昭和62年死去
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